高倉山城(京都府綾部市)
この城跡は国土地理院地図上には「城山」とだけ記載されており、かつての城跡と見受けられる事からも何時か機会があれば踏破するつもりでいた。幸いにも館町にある館城跡訪問ついでに高倉町まで足を延ばし、高倉神社付近で地元の方から城山の情報を聞き及んだ結果としては、「通常から城山としての名前が通っており城跡ではあるが他の正式な呼称については知らない」更に「昔は山頂までは登山道があったが登る人も今は絶え、現在は送電鉄塔への巡視道を使えば上れる可能性が少しはあるかもしれないよ」と言った見解であった。個人的には巡視道を見つける事が出来なかったので、事前に準備しておいた最短となる想定ルートからの直登となったが、訪問結果として山上には僅かながら城跡遺構は存在しており、当然乏しい資料の中には全く登場して来ない城跡なので今回は仮)高倉山城跡として訪問リポートを掲載させて頂いた。
城跡へ阪神側から向う場合は国道9号あるいは国道175号を北上すれば県道8号を経由して県道77号に進路変更、後は舞鶴若狭自動車道の見える高架手前まで直進、交差点を右折すればルート図の如く工業団地の背後から舗装道を走り終点地である直登山口付近までは辿り着ける。ただ現在舗装林道も終点までは通れるが、細い木々が相当迫り出してきており車が傷つくのが心配なら図に示す地点から歩く事をお薦めしたい。終点からは少し東へ上れば大堀切(切り通し)に遭遇するが、そこから左手(北側)斜面に取り付いて上れば15分程度で山上南端郭跡までは到達する事が出来る。ただし冬季である現在でも多少の藪漕ぎ(矢竹が多い)は必要であり、山上南郭までは連続する急斜面である為にある程度の覚悟は必要とされる。
現状(二月)城跡は山上まで辿り着けば比較的移動もし易く、一部矢竹の密生する尾根上を除けば尾根上の削平地(郭跡とした)の確認、主郭手前の堀切及び切岸処理の施された主郭などの判別確認は容易く、主郭に到達した事によってこの険峻な山城を征服した達成感は必ず得られる筈である。さほど大きくない主郭内は意外にも見通しの利く状態にあるが下界の眺望は木々に遮られ全く無理、しかし主郭に切岸は窺われたのである程度満足、更に堀切も目に留まったのは一箇所だけに限られたが、この山城の様相から察すれば個人的には非常に満足のいく山上踏破となった。この現況報告が自分と同様にこの城山に少しでも興味を持っておられた方、あるいはこれから上る準備のあった方の手助けになれたのであれば更に満足、、ただ古い形態の山城である為に見応えのある遺構に遭遇出来なかったのが少し残念な処ではあるが、、、




































































































































































