播磨黒田城跡(兵庫県西脇市)
城跡は西脇市黒田庄町黒田にあって、JR「本黒田駅」のほぼ真東に聳える低山山上に位置している。秀吉の懐刀でもある黒田如水(黒田官兵衛)は軍師としてあまりにも名を成しているが、ここを居城とした黒田氏の一族と伝わっている。
城跡へは京阪神から向えば中国自動車道「滝野社」ICが最寄の乗降口であり、降りれば国道175号より北上を続ける。黒田庄に入ればJR「本黒田駅」を目印として「田高」交差点を右折、後はルート図の如く進行すれば城山は直ぐ視界に入るので、迷わず城跡へは到達出来るものと思われる。個人的には車は付近に路駐して西側の神社参拝道より山上を目指したが、楽をしたい方は城跡の東背後に回り込む形で砂利道の車道が駐車場まで繋がっており、そちらからでも登城可能。
現状(三月)城跡は参拝道沿いの削平地を含めて全て神社敷地と化しており、当時からどこまでの地形改変があったのかは見学者の想像に委ねられるが、明らかに造成されたと思われる駐車場を除けば、ほぼ当時の山上郭跡をそのまま神社転用地としたものの様には見受けられた。山上郭は規模も小さく、ここを当時どの様な機能で利用していたのか見当も付き難いが、居住空間とすれば随分小さな屋敷跡としか見受けられず、現状見る限りでは砦あるいは物見程度の機能しか思いつかないものでもある。遺構として明確に判別可能なものは東端の堀切(縦堀)、高低差は余り無いが郭切岸跡程度であり、残存遺構の醍醐味あるいは見応えを求めた訪問であれば、落胆する事は必至である様にも見受けられた。ただ後で得た情報によれば、更にここから東へ尾根続きに上った(比高100m程度)先には、山上郭群(規模の大小は判明せず)が存在しているらしいので、まだ未訪の方には、これだけでは終わらない城跡と言う事だけは付け加えておきたい。
以上の事から、今回の麓に位置するこの砦規模の城跡だけに限れば、山城の風情を味わう程度、あるいは史跡見学として割り切って訪れる事が大事だとは思われるが、神社参拝ついでの訪問となれば、決して無駄足には終わらないものとみた。

































































































