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2014年10月12日 - 2014年10月18日

2014年10月17日 (金)

二箇村城跡(京都府福知山市)

城跡は京都府福知山市二箇上にあって、集落北背後の低丘陵上に位置している。城史に関しては一色氏の居城が伝わり、現在主郭跡には「一色修理之亮義正」の名が入った石碑が祠と共にひっそりと佇んでいる。

城跡を訪れるには、既にリポート掲載を終えた北有路城を起点とすれば判り易い位置にあるので、細かい訪問ルートの説明は割愛させて頂くが、由良川に沿って南北に走る県道55号線に進入する事が先決となる。集落に辿り着けば登城ルート図を参考にして頂きたいが、民家庭先をかすめる(画像に注目)墓地へ向かう参拝山道を利用して上る事になる。墓地から先は概念図を参考にすれば分かり易いが、林道から眼に留まる旧配水施設を目印として西側へ向かえば、直ぐにでも大堀切が迎えてくれる筈である。ちなみに林道を利用しても充分車で登れると思うが、道中における道路状況までは把握していないのでどうか悪しからず、、

1route2登城ルート

3_2_2城跡概念図





城跡の形態は概念図を参考にして頂きたいが、山上ほぼ30m四方に渡る主郭の占有面積は大きく、南郭や付随する腰郭なども含めれば、充分砦の域ははみ出た城跡という事にはなろうか。見所遺構として挙げられるのは先に触れた大堀切、並びにそれに伴う縦堀及びその切岸壁高低差6mを誇る主郭切岸跡と言う事になるが、いずれも見応えは抜群なものであり、訪れた値打ちは充分感じられる筈である。現状(七月訪問)城跡は、それなりに見学し易い状況にあると思って頂いてもよいが、主郭跡には隙間なく小笹が蔓延っており、虎口のある南郭以外は青竹も蔓延り、麓に向かうほど藪化は相当進行している。故に腰郭跡などはくまなく動き回れる状況にあるとはとても言えないが、空堀跡なども含めて他で複雑な遺構が眼に留まらなかった事から、遺構見学としては充分満足のいくレベルにあると思って頂いても良いのかも知れない、、、(郭跡も含めて縄張りを極める事は至難の業)

9_horikiri_1大堀切見所

10_tatebori縦堀見所

13_minamikaku南郭と主郭切岸

16_shukaku_3主郭内

18_nisi_obi_2主郭西壁見所

22_nisi_obi_gedan_2
西腰郭



城跡を個人的に評価すれば、見学材料は少し乏しいかも知れないが、主郭に佇めば充分臨場感が得られる事、たった一箇所ではあるが縦堀を伴う見応えのある堀切が拝める事、高低差を誇る切岸の醍醐味に触れられる事、これらに10分内で迷わず辿り着けるお手軽感まで加味すれば、充分お薦め出来る城跡の一つという事にはなろうか。

2014年10月13日 (月)

やっと山上本郭群を踏破! 堂屋敷城跡(京都府福知山市)

城跡は京都府福知山市牧にあって、牧集落の北背後に聳える標高約370m(比高約300m)の険峻極まりない山頂に位置しているが、自分にとっては三年ほど前、堂屋敷城南城砦群を訪れた際、尾根上数箇所に渡って展開された広範囲に渡る城郭遺構のお陰で、本郭群を極める事が叶わず、東峰(標高375m地点)の広い削平地を覗いただけで気力も体力も尽き果て、後ろ髪を引かれる思いで踏破断念した苦い記憶の残る山城の一つである。今回はその直登道中で思いもかけず眼に留まった砦跡を先にリポートしたが、今回はそのリベンジともいうべき訪城となった。

城跡を訪れるには、先にリポート掲載に及んだ(仮名)牧北砦跡と同様の訪問ルート、あるいは登城ルートとなるので今回は割愛させて頂くが、牧北砦跡Bからは尾根に沿って真北に向いて上ればよい。その直登道中において城郭遺構は眼に留まらなかったが、山頂斜面手前では明らかにそれと分かる痩せ尾根の両岸を削った明瞭な土橋地形(画像に注目)を眼にする事が出来た、、、、長い道程とはなるが藪こぎもなく40分程度で迷わず辿り着ける筈である。

1route_2登城ルート

3d_2城跡概念図





城跡の形態は概念図を参考にして頂きたいが、郭総全長は40m程度で、それに帯郭の付随した砦規模の山城と思って頂いても良いだろう。山上本郭群の東西には堀切が施されており、現状西尾根を断つ堀切は地表風化が激しく明瞭なものを拝む事は出来ないが、土橋地形あるいは僅かに窺われる縦堀地形で直ぐそれと分かるだろう、東斜面側の堀切は縦堀は伴っておらず、自然露岩を受け土塁の代用とした、武者隠し的な空堀と思って頂ければよいかも、、、見所遺構と呼べそうなものは概念図に記したが、帯郭から立ち上がる高低差を誇る切岸、あるいは下草の蔓延らない状態の良い切岸といったところも決して見逃してはならない遺構の一つだろう。

15痩せ尾根状の土橋地形見所

17_2南腰郭

19主郭

20_2西堀切見所

23上り土橋地形

29_2

主郭北切岸見所

27東堀切見所




現状(七月訪問)城跡は、認知度の非常に低い山城としてみれば(推察)、それなりに見学し易い状態が自然維持されており、概念図に描いたまでの遺構の判別は容易く、動き回り易い状況にあると思って頂いても良いだろう。城跡を個人的に評価すれば、砦規模の城跡に縄張り妙味までは望めず、更に城郭遺構に見応えまでは感じられなかったが、険峻極まりない山頂に城跡が佇む様、あるいは山頂の両サイドを切岸化して築かれた様は、「正しくこれぞ山城!」と呼ぶに相応しいものであり、自分と同様に山城をこよなく愛する人にとっては、充分お薦め出来る山城の一つと言えるだろう。この堂屋敷城は城域があまりにも広域に渡る事から、南城砦群までも含めた同日訪問は少し厳しいと思えるが、堂屋敷城の本質を究める意味においては、登城ルート図に集約される東西両根に点在した郭群の見学は是非お薦め!もちろん直登山に慣れた山城ファンの方々のみが訪城の対象となるが、、、

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