二連の堀切が存在感を醸す 上槻瀬砦跡(兵庫県三田市)
城跡は兵庫県三田市上槻瀬にあって、集落西側に聳えるほぼ独立した山塊の山頂に位置しており、その中腹には妙見社がある。城史に関しての詳細は不明
城跡を訪れるには先にリポート掲載を終えた酒井砦と同様に37号線に進入する事が先決となるが、ルート図に記した「上槻瀬バス停」を目印として向かえばよいだろう。そこからはルート図中の赤ラインを辿って頂ければ良いが、山麓には「妙見山から砦跡」といった案内道標も備わっているので、妙見山を経由して上れば、迷わず主郭までは辿り着けるだろう。ちなみに所要時間は15分程度
城跡の形態は、ほぼ概念図に近いものと思って頂いても差し支えないと思うが、山上本郭群の規模は小さく、痩せ尾根上に郭を並べただけの砦跡の名に相応しい山城である。ただ比較的規模の大きい妙見山敷地を妙見郭(推察)として見立てれば、それなりの山城とは言えるが、、、見所遺構として挙げられるのは、本郭群の両端に施された堀切という事になろうが、主郭背後に施された二連の堀切は縦堀を伴うものであり、充分見応えも感じられよう。前面の堀切は縦堀の痕跡程度と思って頂ければ良いかも、、、切岸跡は堀切壁で見応えのあるものを拝む事が出来るが、郭区画は段差程度である事からして、その見応えには期待しない方が良いだろう。
現状(四月訪問)城跡は、妙見山から砦跡までは道標の設置されたトレッキングルートとなっており、山上本郭群の一部に縄張りを描いた案内板が設けられていた様に、山城ファンを問わず史跡ファンの方にとっても非常に訪れ易い状況にある。自ずと縄張りも掴み易いが、斜面上も含めて地表風化は激しく、縄張り内全てが良いコンディションの下にあるとは言えないので、過度な期待は禁物!城跡を個人的に評価するのであれば、天然露岩を郭壁として縄張りに取り込んだ様は正しく山城のそれであり、規模は小さいが縄張りを形成する定番とも言える堀切が拝める事、更に散策気分で迷わず上れる事も含めれば、充分お薦め出来る山城といった事にはなろうか。楚々とした佇まいが素晴らしい!
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