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2014年4月14日 (月)

南八田山城跡(京都府南丹市)

城跡は京都府南丹市園部町南八田にあって、標高約250mの山上に位置している。この城跡は既に踏破探索されたブログ読者の方によるコメント情報により、その存在と現状を初めて知り得たものであるが、山上ではその情報通り、郭跡はもちろんの事、明瞭な堀切遺構と対面する事が叶えられた。しかも驚いた事に、京都府における無名に近い山城としては、めったにお目にかかる事の出来ない城址碑まで設けられていたのである。

城跡を訪れるには国道372号線を利用する事になるが、南八田地区まで辿り着けばルート図を参考にして頂きたい。その国道沿いで目に留まる石段をスタート地点(画像に注目)として、稲荷神社(小さな祠)までは参拝山道、それから先は山上本郭群まで踏み跡程度の山道が繋がっているので、迷わず到達出来る筈である。

1route_3登城ルート

3m城跡概念図

 

城跡の形態は、概念図に描いたものにほぼ近いと思って頂いても良いとは思うが、ほぼ単郭で成立した小規模な砦規規模の城郭で、その両端には尾根を遮る形で空堀が施されている。帯郭は主郭南北に付随した形となっているが、防備として一役買ったものにはとても思えないものであり、遺構見学する上においての移動に役立つ程度といったところか、、、西尾根を断つ堀切には明瞭な土橋が遺されているが、これは山林作業用として近世に設けられたものかも知れない(見学者の想像に委ねられる部分)、、、

10_karabori東空堀見所

13_shukaku_higasikaku主郭東

15_shukaku_3主郭内部

17城址碑

19_horikiri堀切見所

21_kita_tatebori_2

北側縦堀見所

23_kita_obi北帯郭

 

現状(一月訪問)冬季訪問のせいかも知れないが、無名に近い山城としては郭内部の見通しは利き、遺構の判別確認も容易く、それなりに見学し易いコンディションの下にあると思って頂いてもよいだろう。城跡を個人的に評価すれば、楚々とした山城の風情は充分味わえる事、10分内で到達可能なお手軽感、判別し易い遺構群、と少ない材料ではあるが、京丹波地区を中心に山城巡りをされる方にとっては、「規模さえ問わなければ、充分お薦め出来る山城の一つ」と言う事にはなるだろう。

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京都府の山城跡」カテゴリの記事

コメント

いつも楽しく拝見させて頂いてます。山城では無いのですが 赤井刑部の国領城(館) 城跡の西側の家が、解体され更地になって土塁と奥側(北西側)の掘跡が 道路から良く見えます。もし良ければ、一度見に行ってください

TAKUです、はくさいさん城跡情報有難う御座いました。
自身数十年前に一度訪れている城跡なのですが、既に記憶には残っておらず、これを機会に再び丹波まで足を延ばしてみたい気持ちにさせられました。

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