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2014年3月 1日 (土)

奥大野別城跡(京都府京丹後市)

城跡は京都府京丹後市大宮町奥大野にあって、既にリポート掲載を終えた、巨大城と呼ぶに相応しい常吉城からみて、川を隔てた真東側にあって、低丘陵上に位置している。城史に関しての詳細は不明であるが、奥大野城を山口弾正の居城とすれば、その支城となるのかも知れない、推察の域は出ないが、、、、

城跡を訪れるには、先に触れた常吉城を起点とすれば所在位置も分かり易い事から、訪問ルートの説明は割愛させて頂くが、ルート図に示した石鳥居手前より山道で谷状地形の奥まで入り、更にそのまま直登で尾根上を目指せば、藪漕ぎもなく迷わず城跡までは辿り着けるだろう。ちなみに石鳥居より10分程度の所要時間

1route_2z登城ルート

3_4城跡概念図



城跡の形態はシンプル極まりない事から、概念図に描いたものに限りなく近いと思って頂いても良いとは思われるが、その規模は多少砦の域は出たものとも思えた。4郭を単純に並べただけの縄張りプランに、縄張り妙味までは望めないが、当時の遺構として目に留まったもの、あるいは見所となるものは、主郭東側に施された櫓台に見えなくもない土塁壇、その背後に施された僅かに縦堀を伴う薄い重堀切、鋭角に削り落とされた切岸跡、と言った事になるだろう。ただ切岸以外は地表風化が激しく、特別見応えを感じるまでには至れなかったので、遺構に多くの期待を持って臨む事は禁物!と言えるかも知れないが、、

8西端郭切岸(到達地点)見所

12_kaku3_heki郭3切岸見所

18_shukaku主郭の現状

19_yagura_1推察櫓台

20_shukakuheki主郭外壁

21_horikiri


薄い堀切跡

22_niren_tatebori二連の縦堀跡見所




現状(八月訪問)城跡は、藪化までには至っておらず、下草のほとんど蔓延らない切岸跡などは充分見学する値打ちのあるものであり、山城としては郭移動も容易く、非常に見学し易い状況にあると思って頂いても良いだろう。後で掲載予定の下常吉城、あるいは常吉城とその支城が未訪の方にとっては、三城併せた同日訪問プランは是非考慮に入れて頂きたい。単独訪問としても、この四季を問わない見学し易い状態を思えば、充分お薦めは出来るだろう。

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