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2014年2月 8日 (土)

これも天空の城の一つ! 矢根城跡(兵庫県豊岡市)

城跡は兵庫県豊岡市但東町矢根にあって、標高313mの険峻極まりない山頂に位置しており高城としての別称がある。城史に関しては室町期になるが、山名氏家臣家城氏の居城と伝わっている。

城跡を訪れるには国道9号線あるいは426号線経由で56号線に進入しなければならないが、橋のかかる入山進入口付近まで到達すればルート図を参考にして頂きたい。そこから城跡は直ぐ望める位置にあるので、方向を確認後民家脇から始まる入山口まで向かえばよい。この確かなメンテナンス用登山道は、山頂に備わる無線施設まで繋がっているので、迷わず辿り着ける筈である。ちなみに約30分の所要時間

1route登城ルート

3_1z城跡概念図



この城郭はほぼ主要二郭と腰郭で形成されたものであり、山頂における郭占有面積は小さく、郭総全長40mにも満たない、ほぼ概念図に描いたままの砦規模の山城と思って頂いてもよいだろう。ただし郭間に施された二重堀切(横堀)の見応えは抜群!とも言えるもので、郭側壁となる鋭角に削り落とされた切岸と並んで、城跡最大の見所となっている。現在無線施設が主郭(僅かに眺望が利く)に建っているが、見る限り整地だけに終わったものであり、縄張りとしての祖形は決して失われてはおらず、遺構残存度も高く、個人的には非常に値打ちのある城郭遺構と感じられたのである。

13_obi付け郭切岸

14_koguti_1主郭虎口

17shukaku主郭

18_heki主郭切岸見所

23_minami_yori21_2jyuu_hori_2二重堀切見所

現状(七月訪問)小規模が故に縄張りは掴み易く、その切岸斜面も含めて、山城としてみればそれなりに探索踏破出来る状況となっているが、相当な藪城を想定して臨んだだけにその感動は大きく、草木の余り蔓延らない切岸跡や、見応えのある堀切を見ただけで、充分な満足感が得られた事だけはお伝えしておきたい。

城跡を個人的に評価するのであれば、上記に挙げた全ての材料、あるいはトレッキング気分で山頂まで上れる事まで含めれば、山城ファンの方だけを問わず、軽い登山を楽しまれる方にも是非訪れて、山城遺構の醍醐味を味わって頂きたいと思えたのである。この城跡も自分の中では「天空の城」の一つであり、小規模極まりないが、醸す山城の風情は最高!間違いなくお薦め出来る城跡の一つ、と自分の目には映ったのである。

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