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2012年11月13日 (火)

八上城付城の一つ 野間砦跡(兵庫県篠山市)

城跡は兵庫県篠山市野間にあって、ほぼ独立した丘陵上最高所に位置しているが、先にリポート掲載を終えた塚ノ山砦と同様に、八上城と篠山川を隔てて対峙した付城の一つ、勝山城(消滅)の支えとなる砦跡と解釈すればよいものとは思われる。

城跡を訪れるには、先に触れた塚ノ山砦を起点とすれば一目瞭然の位置にあるが、702号線沿いからも窺える案内道標、「鎮守の森公園」が城跡への一番分かり易い入り口となる。現在下草でその周辺は覆われているが、遊歩道に従って上りさえすれば、数分で山上本郭群へは辿り着ける筈である。702号線沿いに充分駐車スペースは確保出来るが、そこから塚ノ山砦を目指して歩いても数分の距離にあるので、二城同日訪問は充分お薦め出来るだろう。尚、城跡西にある「玉照院」側からも遊歩道が敷設されているので参考までに、、、

1route_1_2 登城ルート

6 遊歩道入り口

現状(10月)城跡は、遊歩道から少しでも外れれば下草や低草木で全て覆い尽くされた状にあり、遺構見学としては非常に困難を極める状況となっている。もちろん遊歩道に任せて歩くので移動に難渋する事はないが、そのお陰で今回は郭形状はもちろんの事、その縄張りも掴み切れず、概念図を描き切るまでには至れなかったが、その中で何とか目に留まった遺構だけをここで紹介させて頂く。

まず道標から先に進んだ地点で直ぐ目の当たりにする事の出来る、約5mの高低差を持つ南郭切岸、規模の大きい南郭(通歩道で通過して来た箇所)と主郭の境に堀切跡(画像に注目)、丘陵上で唯一地表の大きく露見した小規模な主郭(画像に注目、10m規模)と、その北背後で土塁の付随した縦堀に繋がる空堀跡、玉照院側斜面に施された帯郭、東側に突き出した形の削平の甘い東出郭、これらが取り合えず今回判別確認出来た遺構群と思って頂ければ良いが、空堀に限っては何れも下草で覆われて、その全体像は窺えない状態にあるので、縄張りにおける必然性を含めて、自身の推察を加味したものと思って頂ければ有り難い。尚、主郭北側斜面は陣城としての形態上余り期待が持てず、踏破探索するまでには及ばなかったが、残存遺構も上に記しただけでは終わらないのかも知れない、、、

8_minami_kirigisi 南郭切岸

12_minamikaku_2 南郭

14_obi 西側帯郭

15_tyuuou_horikiri_1 中央南堀切

17_shukaku_heki 最高所本郭群

18_shukaku 主郭内

21_dorui_karabori 土塁の付随した空堀

城跡を個人的に評価すれば、遊歩道が敷設されているので、非常に訪れ易い城跡の一つとは言えようが、現状の低草木で全体が覆い尽された状況を思えば、臨場感を味わう程度、あるいは戦国ロマンに浸る程度と割り切った訪問が必要と思えたのである。もちろんこれから先、鎮守の森公園に相応しく低草木が伐採され、更に庶民の憩いの場として生まれ変わるのであれば話しは別になるが、、、そうなれば充分遺構見学としても期待は持てるし、是非それに期待したいところではある。

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