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2012年11月17日 (土)

八上城の支えとなる山城 法光寺城跡(兵庫県篠山市)

城跡は兵庫県篠山市殿町にあって、波多野氏の拠った八上城(本城)からみれば、直ぐ西側に隣接する、標高約344mの山頂に本郭群を構えたものであり、その出郭あるいは城砦とも呼べる郭群は、ここより更に北端尾根に至る痩せ尾根上に分散展開されている。その尾根上で明確にそれと分かる切岸跡の残る郭群を四箇所確認する事が出来るが、法光寺城案内説明板に記述があるように、東西の枝尾根上に展開される郭群まで含めれば、合計六箇所に分散した郭群で成立した城砦と言えるのかも知れない。城史に関しての詳細は「現地案内説明板」をクリックのこと

2_3 現地案内説明板より

城跡を訪れるには、山城ファンを自認する方であれば、ほとんどの方が既に訪れていると思われる、八上城跡を起点とすれば一目瞭然とも言えるので、城跡までのアクセス方法は割愛させて頂くが、ルート図に示した公民館に車を預けた後は、国道を隔てた側にある神社入り口(法光寺城案内説明板がある)より神社まで向えばよい。社殿からは左手側斜面に取り付き、斜面を左側へ回り込む形で上れば、直ぐに獣避けフェンスに沿う形の空堀道(山道)と合流出来るが、それに任せて上れば、迷わず便宜上の北郭1には辿り着けよう(10分程度)。更にフェンスに沿う形でそのまま痩せ尾根上を移動すれば、本郭群までは30分程度で辿り着けるだろう。

1route 登城ルート

5 登城口

3 城砦群概念図

  痩せ尾根上に展開される本郭群も含めた四郭群の形態の説明は、記述すれば限がなくなる事から、便宜上の北3郭を除けば概念図を拝見した上で判断して頂きたいが、遺構見学として一番判別し易く期待の求められる空堀は、直ぐそれと分かるものを二箇所記したが、本郭群北斜面に施された痩せ尾根地形を土橋として利用した、片側が谷に向いて落ち込む豪快な縦は、充分見学者の期待に応えてくれるものと自分の眼には映った。四郭群共に明瞭な切岸跡は窺えるが、高低差を伴うものではなく、堆積物を含む長年の地表風化によって、見応えには余り期待出来ないかも知れない、、、尚、北郭3の形態に関しては、移動尾根道に沿う形のフェンスが郭内部を通過していない為、状態が非常に醜く、地表風化や藪化がそれに更に追い討ちをかけており、郭形状までは掴み切れなかったが、明瞭な切岸跡や土塁らしき痕跡が窺えた事だけはお知らせしておきたい。

3_1

北郭1及び北郭2の概念図

11_kita1 北郭1

15_kita1_shukakuheki_1 北郭1切岸見所

19_horikiri_dobasi 土橋付き空堀

20_kita2

北郭2切岸見所

23_kita2

北郭2

 

3_2

本郭群概念図

30_dobasi_horikiri 31_tatebori_1 土橋付き縦堀見所

個人的には再訪を果たした形になった山城の一つでもあるが、数年前までは施されていなかった、高さ2m近い獣避けフェンスのお陰で、郭内部も尾根上も東側斜面に移動する事は叶わず、そちらの残存遺構に関しては全く覗く事が出来なかった。城跡の古い形態や縄張りプランから察しても、そう多くの遺構に巡り合えそうには思われなかったが、これを機に訪ねる用意のある方には、是非この状況を把握して臨んで頂きたい。城跡を個人的に評価すれば、城郭遺構に縄張り妙味や見応えは望めそうにないが、八上城の本質を探る上では、決して避けて通れない山城とも言えるので、当然お薦め出来る城跡という事にはなるだろう。探索冥利に尽きる山城の一つ!

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