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2012年10月21日 (日)

弥高山城跡(兵庫県養父市)

城跡は兵庫県養父市養父町養父市場にあって、標高372mの山頂に位置している。城史に関しての詳細は不明であるが、その築城環境から考慮するのであれば、既にリポート掲載を終えた垣屋氏の居城が伝わる養父神社城、あるいは宮谷城の最終的な詰城とみるのが妥当なところか、、、

城跡を訪れるには国道9号線を利用する事になるが、既にリポート掲載を終えた高田城を起点とすれば、その所在位置も入山口も分かり易いとは思われる。山頂まで到達するには、養父神社城、あるいは宮谷城などの背後尾根からの直登ルートはまず考えられるが、ここでは比較的起伏の少ないであろう、最短時間で到達可能な直登ルートを示した。入山口はルート図中に示したが、入山ゲートを潜った後は山道に任せて排水施設まで上り、そこからはただひたすら尾根伝いに山頂を目指せば良い。このルートは蔓延る木々も少なく、予想した通り起伏も少ないので、距離はあるが迷わず楽に辿り着けそうには思われた。ちなみに入山口から約50分で本郭群へ到達可能であるが、下山時には必ず方向磁石のお世話にならなければならないので、プリントアウトしたこの登城ルート図と共に、必ずコンパスは携帯の事!念の為に、、、

1route 登城ルート図

9nyuzanguti_1 入山口

3 城跡概念図

城跡の形態はアバウトに描いた概念図を参考にして頂きたいが、山上本郭群の規模は比較的大きく、主郭西側には郭間を仕切る為、あるいは受け土塁の形で分厚い土塁が施されている。ただ残念な事に、長年の地表風化によって高低差は随分失われており、見応えはとても望めそうにないが、、、更にこの土塁から少し西側へ降りた付近では、より自然地形に近い大土塁を伴う郭跡(南側の見張り台か?)を眼にする事が出来るが、機能の想像と共に、取り合えず見学者の目は楽しませてくれる筈である。現状空堀らしき地形は本郭群においては見受けられなかったが、直登ルート中において唯一片側が縦堀に繋がる堀切跡(画像に注目)が目に留まった。郭跡らしき削平地は南尾根上(直登ルート)の随所で見受けられるが、その尾根上最高所における物見機能とも察せられる明瞭な削平地、更に尾根幅一杯に広がる数百mに渡って連続する大規模な削平地などは、山上本郭群を中心として、枝尾根上に築かれた城砦群としてみてよいものだろう、、、、

20_koudai_sakuheiti 南尾根上の削平地

25_horikiri_tikei_1 堀切跡

26_tatebori_tikei 縦堀跡

28_shukaku_oku_dorui 主郭

29_dorui 土塁見所

31_minamikaku_dorui_2 見張り台か?

現状(10月)城跡は、直登ルートとなる尾根上も山上本郭群も含めて、蔓延る木々は比較的少なく、遺構見学にも郭移動にも差障りない状態にあると思って頂いても良いが、これを機に訪れる用意のある方には、残存遺構に多くは望まず、達成感と戦国ロマンを味わう為の訪城と割り切って臨んで頂きたい。山頂を極めれば、自ずと北端枝尾根上にある養父神社城を始めとする、垣屋氏の築いたであろう(推察)、巨大なスケール(城域)を誇る山城の全貌が、僅かながらでも見えて来る様に感じられたのである。

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コメント

TAKUさんこんばんは!猪名川町のイッシーです!本当に山城跡探訪シーズンになりましたね!本日篠山市二ノ坪にあった前谷館跡に行きました!!目印は麓にある東林寺になります!現状は植林地が伐採されており遺構探索がしやすい状態でした!遺構などは段差になっている郭と切岸(1m~2m前後)主郭跡、また主郭跡から少し進んだ先に土橋と崩れかけた堀切です!貝田城跡、栃梨城跡からめ近い山城居館跡でした!もし探訪されていましたあまりお役にたたないかもしれませんが!

TAKUです、イッシーさん度重なる城跡情報有難うございます。この城跡は相当前に遡る事になりますが、既に訪城は終えております。ただ当時の縄張りを含めた記録は残しておらず、私の記憶からは既に遠ざけられておりました。今回は伐採がされていたという話でもあり、是非再訪してみたいと思っております。
国道173号線は山城巡りにおいては、非常に利用頻度の高いルートなので、国道移動ついでに立ち寄ってみるつもりです。

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