« 出合東砦(兵庫県豊岡市) | トップページ | 矢谷城跡(兵庫県丹波市) »

2012年4月 8日 (日)

伊賀にあっては大規模な城跡の一つ 山田氏城跡(三重県伊賀市)

城跡は三重県伊賀市中村にあって、既にリポート掲載を終えた岡島砦と井上氏城のほぼ中間地点にあり、「新堂寺」直ぐ東背後の低丘陵上に位置している。城史に関しては山田氏の居城が伝わるが、詳細は不明

城跡を訪れるには、先に触れた井上氏城を起点とすれば分かり易い位置にあるので、城跡までのアクセス方法は割愛させて頂くが、登城における入山口は詳細ルート図と画像を参考にして頂きたい。ここから上り始めれば、南出砦の空堀道(現状堀底山道)を通過して上る事になるが、数分で主郭背後の堀切までは到達出来る筈である。

1route 登城ルート

5 登城入山口

3y 城跡概念図

この城跡は伊賀にあっては比較的規模の大きい部類に入る城郭の一つでもあるが、南出砦(削平地)や東側に展開される規模の大きい削平地(推察)まで含めれば、相当な規模を誇る城郭の一つといえるのかも知れない。その形態は概念図を参考にして頂きたいが、主郭から西麓にほぼ五郭を重ねたものであり、主郭三方に施された低土塁や見応えのある堀切(横堀)、明瞭な縦堀、櫓台とも思える土塁郭、土塁虎口跡(石積の痕跡が窺われるが、神社跡かも?)などは、間違いなく見学者の期待に応えてくれるものと自分の目には映ったのである。もちろん高低差を誇る切岸の醍醐味にも充分触れる事は出来るが、、、

7_minamide_karaboridou_1 南出砦空堀跡見所

8_shukaku_horikiri 主郭背後堀切見所

13_shukaku_dorui_1 主郭内部

15_kita_sokumen_dorui 主郭土塁見所

18_horikiri_5 堀切見所

24_nisi3kaku_2 西郭群

28_tatebori 縦堀見所

21_kitagawa_shamen 北側切岸見所

29_koguti_isi 僅かに土塁虎口跡

現状(二月)城跡(本郭群)は、間伐の行われた植林地にある事から、見通しはある程度利き、非常に見学し易い状況にあると思って頂いても良いが、地表風化はそれなりに進行しているので、表土の流出した土塁や土塁虎口跡、あるいは一部の郭跡においては、郭構成も掴み辛く、本来の縄張りはほぼ見学者の判断に委ねられると思って頂いても良いかも知れない、、、城跡を個人的に評価するのであれば、四季を問わず見学し易い状態にあると察せられるコンディションの良さ、遺構の見応え(切岸、空堀群)、考えさせられる縄張りプラン(縄張り妙味が感じられる)、個々の郭群の全体像が窺えるその佇まい、これだけ多くの見学材料が揃えば、お手軽感を含めずとも、間違いなく是非お薦め出来る城跡の一つ」という事にはなるだろう。これを機に訪れる用意のある方は、是非期待して臨んで頂いても良いのではないだろうか、、

« 出合東砦(兵庫県豊岡市) | トップページ | 矢谷城跡(兵庫県丹波市) »

三重県の山城跡」カテゴリの記事

コメント

TAKUさん本当にお久しぶりです!猪名川のイッシーです!最近は播磨地方にも少しずつですが遠征して山城跡を探訪しています!西脇市の鳴尾山城跡にも行きました!本当に小さな山城跡でしたが景色もよく西脇市の平野も一望できる場所にあり街道などを監視していたと思える山城跡でした!またTAKUさんの記事を参考にさせて頂き播磨地方の山城跡に探訪しに行かせて頂きたいと思います!これからも応援致しております!

TAKUです、イッシーさんお元気そうで何よりです。
このところ伊賀の城跡のリポートが圧倒的に多く、イッシーさんには、わざわざ三重県まで足を延ばす機会は少ないかも分かりませんが、一度は伊賀の高土塁で囲まれた城跡(居館跡)も覗いてみては如何でしょうか、、、他の地方では中々見る事の出来ない、高土塁の迫力に圧倒される事と思います。
尚、個人的な事になって恐縮なのですが、最近腰痛の悪化に加え、膝まで痛みだして、山城巡りもある程度控えなければならない状況となって来ました。隔日で更新し続けていたブログも、これからは更新回数が随分減るとは思いますが、まだお若く体力の有余っているイッシーさんには、これからもずっと山城巡りを楽しんで頂きたいと思っております。
何時もの事ながら、励みともなる応援有難う御座います。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1070646/44651189

この記事へのトラックバック一覧です: 伊賀にあっては大規模な城跡の一つ 山田氏城跡(三重県伊賀市):

« 出合東砦(兵庫県豊岡市) | トップページ | 矢谷城跡(兵庫県丹波市) »

無料ブログはココログ