五日城跡(三重県伊賀市)
城跡は三重県伊賀市老川にあって、「梅高大神」を麓に望み、真北側の標高約400m(比高約80m)の山頂に位置している。城史に関しての詳細は不明
城跡を訪れるには、既にリポート掲載を終えた峯出城や若山氏城を起点とすれば、その所在位置は分かり易いとは思われるが、同様の訪問ルートとなる767号へ進入する事が先決となる。767号道路沿いには「城山バス停」がある事から、これを目印とすれば更に分かり易いだろう。付近に到達すれば、城跡まではルート図を参考にして頂きたいが、梅高大神へ向かう生活道路から林道に合流し、治山工事の行われた上り易い場所(画像に注目)から取り付き、尾根を目指して上ればよい。林道沿いから二重堀切までは直ぐの距離にあるが、ちなみに麓に路駐すれば10分内で到達可能
城跡のアバウトな形態は、自身が踏破した範囲で目に留まった遺構を示した、概念図を参考にして頂きたいが、自然地形に任せたまま山頂を削り出して築かれただけの城郭に、技巧を伴う多くの遺構や、縄張り妙味は自ずと望めないものでもある。見所遺構は概念図にしめしたが、箱堀を含めた堀切が二箇所、土塁跡に関しては痕跡程度に止まるが、山上郭群の一角と、箱堀脇といった処と思って頂ければ良いかも知れない。ただ切岸跡は山上郭群の周囲外壁に見止められるので、切岸の醍醐味は充分味わえるだろう。現状(二月)城跡は、藪化も地表風化も進行中にあるが、北尾根上から山上本郭群までは、郭移動に差し支えるまでには至っておらず、密生雑木藪地となっている主郭から南西側斜面、あるいは南側斜面を除いた、概念図に示したまでが移動にも難渋せず、踏破可能な範囲と思って頂ければよいだろう。
城跡を個人的に評価するのであれば、見応えのある遺構は皆無に近いという事になるが、この地区にあっては縄張りプランを異にする新鮮さ(伊賀の城跡の定番ともいえる土塁を伴う方形居館跡でない部分)、及び城郭としての機能を考えさせられる部分、それに圧倒的お手軽感まで加味すれば、何とか訪れる値打ちのある山城といったところになろうか、、
尚、ルート図中に示した「極楽寺」西背後で、見応えのある堀切(横堀と縦堀跡)や土塁跡、あるいは後世における地形改変跡は窺われるが、大規模な削平地が窺われた事から、個人的にはかつての城郭遺構と判断したが、既に調査されて公的に認識されている城跡とは思えなかった事から、興味のある方は是非一度覗いて頂きたい。
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