櫓門の如き石垣跡が最大の見所 小野氏城跡(三重県伊賀市)
城跡は三重県伊賀市富永にあって、富永集落西側の広大な台地上片隅にある。城跡を訪れるには、既にリポート掲載を終えた阿波氏城、あるいは植田氏城を起点とすれば、その位置も分かり易いとは思われるが、ルート図の如く国道163号線に進入する事が先決となる。目印とした美容院東側の交差点まで到達すれば、そこから北進する事になるが、次の目印でもあるログ作業所の、直ぐ真南側に城跡は位置しているので、道路沿いの土塁外壁が直ぐ望める地点から進入すれば、直ぐにでも虎口を形成する櫓門の如き大石垣が迎えてくれる筈である。
城跡の形態は、ほぼ概念図に示した通りと思って頂いても良いかもしれないが、伊賀にあっては比較的規模の大きい方に属する、主郭四方に高土塁が施された、単純な方形居館跡と思って頂ければ良いだろう。居館跡である以上、縄張りもコンパクトにまとまったものであり、とても縄張り妙味の感じられる城跡とは言えないが、ほぼ完存とも言える内壁高低差5~6mを誇る高土塁の醍醐味、先に触れた虎口を形成する見応え抜群の大石垣跡、土塁内壁底部に広い範囲で露見している石垣跡は、山城ファンの方だけを問わず、史跡ファンの方、あるいは城跡ファンの方にとっては、圧倒的手軽感を含まずとも、充分満足感に浸れる「是非お薦め出来る城跡の一つ」、と自分の目には映ったのである。土塁や石垣跡を除けば見所遺構は数少ないが、かつて施されていたと思われる空堀は、作業所側の北虎口付近に痕跡程度で残っている。これを機に訪れる用意のある方は、是非期待して臨んで頂いても良いのではないだろうか。
現状(二月)主郭内は、伐採されて放置された木々の為に荒廃しており(画像に注目)、歩き辛い事は否めないが、見通しは利くので、土塁上を歩いて移動すれば、その全貌を窺う事も可能であり、広い郭内に佇めば、充分臨場感も味わえる状況にある。恐らく四季を問わず比較的見学し易い状況にあるのではないだろうか、、、
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