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2012年3月13日 (火)

大蔵山城跡(兵庫県神戸市)

城跡は兵庫県神戸市北区八多町附物にあって、標高453mの「大蔵山」山頂に位置しており、国土地理院地図にも記されているので、その位置は確認し易いとは思われる。入山口でもある「ビクニ池」の畔に掲げられてあった、案内板の中に「奥蔵寺」が登場する事から考えれば、文献資料による違いはあるが「奥蔵寺砦」と呼ばれているものが、この大蔵山城にあたるもの考えられる(当て字の違いはあるが、どちらもオーゾウと読める)。城史に関しては僅かではあるが、当時三木城を居城としてこの一帯まで絶大な勢力を誇った、別所氏一族が「奥蔵寺」を利用して立て籠もった砦跡と伝わっており、秀吉による焼き討ちで落城した歴史が伝えられている。

1route 登城ルート

7_ike 8_nyuuzanguti_1 入山口

3 城跡概念図

城跡を訪れるには当然地図にある「大蔵山」を目指せば良いのだが、県道38号の「深谷」三叉路で針路変更して、南下した場所にあるのが附物集落で、民家の途切れる南最奥にある「六甲八多霊園」を目印として目指せば分かり易いだろう。そこの駐車場を利用させて頂く事になるが、そこから更に林道で前述のビクニ池まで歩き、ルート図に示した(画像に注目)林道沿いからも窺える沢筋に見える山道を登れば、踏み跡程度ではあるが、山頂までは山道が繋がっているので、迷わず辿り着けるとは思われる。ちなみに霊園から山頂までは20分内と思って頂ければ良いだろう。

10_sanjyou_kaku 山上主郭の現状(一部)

10_sanjyou_kaku_3 三角点

14_kirikisi_ato 北小郭の切岸跡

15_kita_kaku 北郭群

現状(二月)城跡の位置する山上には三角点がある事から、僅かにハイカーは訪れても、ここを山城跡として認識した上で訪れる方は皆無に近いものとも感じられた。踏み跡程度の登山道が通過している事から、幸い移動に難渋するまでには至っていないが、郭内の藪化は相当深刻化した状態にあり、山上主郭の周囲は全て木々で覆い尽くされている状況となっている。その中で唯一段差程度の切岸跡は窺う事が可能となっているが、堀切あるいは土塁などの判別し易い遺構は一切目には留まらなかった、個人的にはこれだけに終わるものとは思えなかったので、期待を込めて更に南山上も踏破したが、ここより更に藪化は深刻化しており、とても見学可能な状況にはなかった。それでも藪漕ぎしながら山上における広い削平地だけは確認したが、それ以上のものに巡り合う事は叶わなかった。砦跡と伝わる城跡を少し過大評価し過ぎた嫌いはあるが、この山城に関しては、この程度の城跡として決め付けても差し支えはなさそうに思えたのである。現在の状況を踏まえれば、とてもお薦めとは言えないが、史跡巡りあるいはトレッキングを楽しむ程度とすれば、それでよいのかも知れない、、、

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