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2012年3月29日 (木)

安岡氏城跡(三重県伊賀市)

城跡は三重県伊賀市上阿波にあって、ほぼ独立した低丘陵上に位置している。城史に関しては、地元士豪の一人安岡氏の居城が伝わっており、伊賀攻略軍(織田軍)との戦いにおいては、善戦するも最終的には阿波氏城同様落城した模様。

城跡を訪れるには、先にリポート掲載を終えた阿波氏城を起点とすれば、その位置も分かり易いとは思われるが、城跡へ向かう取り付き口付近には、目印となる目立つ建物がない事から、登城口に関しては是非画像及び概念図を参考にして頂きたい、規模の大きい推察屋敷跡地(神社敷地跡か?)を通過して上れば、5分程度で主郭までは辿り着ける筈である。

1route_2 登城ルート

5 取り付き口

3ys 城跡概念図

城跡の形態は概念図を参考にして頂きたいが、主郭東背後に突出した形で聳える、見応えのある櫓台を特徴としており、そこでは周囲三方を取巻く低土塁を拝む事が出来る。堀切は主郭北西側に僅かに横堀として窺われるが、当時の遺構か否かの正否の判定は少し難しいかも、、、もちろん見応えまでは期待出来ないが。

8_dorui_1 推察)屋敷跡地

11_nisi_horikiri 空堀見所

12_nisikaku 西郭

14_shukaku_dorui 主郭内部

13_nisikaku_yori_dorui 西郭より土塁見所

17_yagura_heki 櫓台切岸見所

18_yaguradai_naibu_dorui 18_yaguradai_naibu_dorui_1 櫓台低土塁見所

現状(二月)城跡は、一帯が間伐の行われた植林地にある事が幸いして、山城としては非常に見学し易い状況にある。よって見通しが利き、遺構見学も存分に楽しめる状況にはあるが、砦規模の山城である事は否めず、遺構も目白押しという訳ではないので、多くの残存遺構には期待出来ないと思って頂きたい。城跡を個人的に評価すれば、低土塁の残る櫓台、及びその切岸の醍醐味、ほぼ主郭全体像の窺える佇まい、それに圧倒的お手軽感を加味すれば、充分見学に値する山城という事にはなるだろう。先に触れた阿波氏城や植田氏城を含めた山城巡りとすれば、当然お薦め出来るだろう。

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