« 大北東城跡(三重県伊賀市) | トップページ | 豪快な空堀と高土塁が見所の城館 入屋敷城跡(三重県伊賀市) »

2012年2月16日 (木)

嵯峨尾主馬砦跡(三重県伊賀市)

城跡は三重県伊賀市丸山にあって、既にリポート掲載を終えた丸山城から見れば、川を挟んだ対岸の、ほぼ独立した小山の山上に位置している。築城環境から機能を想像すれば、丸山城の北側を牽制した物見砦とすれば良いのかも知れないが、城主でもある嵯峨尾氏の素性も分からない現状、推察が精一杯といった処か、、、

城跡を訪れるには、先に触れた丸山城を起点とすれば一目瞭然とも言える場所にあるが、国道422号へ進入し、「丸山駅」を目印として目指せば良いだろう。駅傍の交差点で683号へ針路変更して東進する事になるが、直ぐ視界に入る小山が城跡に相当するので、位置確認は容易いはずである。城跡までの進入経路は概念図を参考にして頂きたいが、図中に示した中央に位置する郭跡までは、藪漕ぎもなく数分で辿り着ける筈である。

1 登城ルート

5_2 城跡遠望

1_1 城跡概念図

現状(2月)冬枯れした状態にあるとはいえ、城跡の藪化は相当深刻化した状態にあり、残念ながら郭移動も含めて、とても郭内を歩き回って縄張りを確認したり、土塁などの遺構を遠くから判別確認出来る状況にはない。そのお陰で縄張りプランはもちろんの事、規模の大きさや、郭形状さえも掴めないままに終わってしまったが、矢竹の生い茂る中、南端に位置する郭で何とか土塁だけは拝む事が出来た。ただ郭を遮る形の空堀の類までは、目にする事が出来なかったが、この草木に覆われた現状を思えば、それも仕方がないと思って諦めるしかないようにも感じられた。よって城跡の評価は非常に難しいが、遺構を確認する事が出来ないほどの厳しい現状を思えば、とてもお薦め出来る城跡とは言えないので、以前からこの城跡に興味があった方、あるいは一度山上に佇んで見たい欲のある方だけに対して、城跡巡りの一環として立ち寄る程度なら、何とか無駄足には終わらない城跡といった事になろうか、、、もちろんお手軽感を加味した上で、絶対に状態は問わない事が前提とはなるが、、、

8_kitagawa_1 到達地点の帯郭

9_naka_kaku 中央の郭跡

13_nantankaku_heki 南端郭の切岸

12_dorui 土塁見所

14_tatebori_tikei 中央の縦堀らしき地形

結果的に土塁の施された南端郭及びその外壁となる切岸、中央の郭跡を覗いただけに終わったが、縄張りの祖形は現在に至るまで維持されていると思われた事もあって、取り合えず手付かずの遺構は、意外に遺構残存度だけは高そうに感じられた事を、最後に付け加えておきたい。

« 大北東城跡(三重県伊賀市) | トップページ | 豪快な空堀と高土塁が見所の城館 入屋敷城跡(三重県伊賀市) »

三重県の山城跡」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1070646/43835966

この記事へのトラックバック一覧です: 嵯峨尾主馬砦跡(三重県伊賀市):

« 大北東城跡(三重県伊賀市) | トップページ | 豪快な空堀と高土塁が見所の城館 入屋敷城跡(三重県伊賀市) »

無料ブログはココログ