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2012年2月22日 (水)

淡河城付城群(兵庫県神戸市)

城跡は神戸市北区淡河町淡河にあって、秀吉の播磨攻略においては、最後まで抵抗を試みた淡河氏の居城、「淡河城」に対しての付城(陣城)として伝わっており、その東西南北に築かれた付城の中、南側丘陵上に位置するものである。現在城跡の位置する広大な台地は、近年における造成農地として相当な地形改変を受け、当時の面影は僅かしか残っていないものと察せられたが、今回はルート図中に示した、明瞭な土塁跡や空堀跡の残る二城(便宜上付城A、Bとした)のリポートという事になる。もちろんこの広大な台地上のほぼ全てが付城としての城域だと思われるので、当時の縄張りは全て見学者の想像に委ねられるが、、、

城跡を訪れるには、既にリポート掲載を終えた淡河城を起点とすれば一目瞭然の位置にある事から、今回は城跡までのアクセス方法は割愛させて頂くが、県道38号沿いにある郵便局西側の交差点から南下して城跡を目指しても良いし、淡河城見学ついでにそのまま城跡を目指しても良いだろう。

1route 登城ルート

3 城跡概念図

便宜上付城Aとしたものは、置き去りにされたコンテナ傍を通過して、そのまま藪化の深刻化した郭跡に進入すれば良いが、概念図に示した付近では豪快な縦堀、大土塁の付随する堀(横堀に近い)、土塁虎口地形?、最上部の郭に向いて立ち上がる豪快な切岸などを眼にする事が出来る筈である。ただ周辺全てに言える事であるが、長年の堆積物による地表風化は相当激しく、郭跡とするには地形は全て曖昧と化しているので、郭構成及びその縄張りは、全て見学者の想像に委ねられるのが現実でもある。

10 進入経路

11_kaku_nisihasi 郭跡

16_heki 高低差を誇る切岸見所

12_daikarabori_1 大空堀(縦堀)見所

15_nisi_karabori_dorui_2 空堀と大土塁見所

付城Bは更に奥の貯水池脇に位置しているが、その郭内部では明瞭な土塁跡、食い違い虎地形、僅かな空堀の痕跡までは充分窺える筈である。ただ残念な事に郭内部は、近年における配水溝が備わっている為、空堀(横堀)は一部痕跡を残す程度、土塁は東西共に貯水池や、造成された山道によって削り取られた形となっており、内部における横矢構造に見えなくもない土塁跡(整地後の残土の可能性もあり)や、付随する空堀地形に至っては、画像でお分かり頂ける様に、蔓延る矢竹によって非常に判別確認し辛い状況にあると思って頂きたい。

4 進入経路

9_kaku 郭内部

7_dorui 7_dorui_1 土塁跡見所

8_karaboriato 空堀の痕跡

城跡を個人的に評価するのであれば、二城共に間違いなく遺構残存度の低い城跡ということにはなろうが、空堀と土塁だけでも充分見学する値打ちのある城跡と眼に映った事、二城同日訪問とした上での効率の良さ、それに圧倒的お手軽感まで加味すれば、淡河城周辺に築かれた付城に興味のある方には、充分お薦めは出来るだろう。ただし状態は問わない事が前提、、、、

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