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2012年2月10日 (金)

阿保城跡(三重県伊賀市)

城跡は三重県伊賀市阿保にあって、ルート図を見ればお分かり頂ける様に、先にリポート掲載を終えた桐ヶ谷城から見れば、当時はその城内が見通せたと思われる、西側の丘陵先端部に位置している。城史に関しては、文献による違いはあるが阿保氏の居城、あるいは岸田氏の居城とも伝わっている。伊賀に多く見受けられる多くの居館跡が、同じ尾根上に仲良く建ち並んでいる事を思い浮かべれば、かつてこの二氏の居館が、この広大な台地上にあったのかも知れないし(推察)、阿保氏と岸田氏は名こそ違うが、かつては同族の可能性も否定は出来ないだろう、、、謎

城跡を訪れるには、先に触れた桐ヶ谷城を起点とすれば分かり易いので、訪問ルートの説明は割愛させて頂くが、概念図(画像にも注目)に示した29号線に面した場所に、主郭土塁上に建立された、小さな祠へ繋がる参拝用石段上り口があるので、そこから上れば土塁虎口までは直ぐに辿り着けよう。

1route 登城ルート

5 登城口

3k 城跡概念図

この城跡はアバウトな概念図を見ればお分かり頂ける様に、伊賀に数多く見受けられる、方形居館跡と呼べるものでもあるが、その周囲を廻る分厚い土塁、土塁片隅に備わる櫓に見えなくもない郭、大手土塁虎口だけは未だ健在となっている。土塁周囲にはかつて空堀が施されていたものとも察せられるが、現在ではその痕跡すら窺えない状況となっている。

12_koguti 12_koguti_dorui 土塁虎口見所

9_minami_gaiheki 土塁外壁

10_shukaku_nai 土塁内壁見所

10_shukaku_nai_4 主郭内の全貌

城跡を個人的に評価するのであれば、本郭周辺における後世の地形改変は相当なものがあるが、ほぼ完存に近い形の四方土塁、訪問する上での圧倒的お手軽感、見学し易い状況などを含めて、桐ヶ谷城と同日訪問とするのであれば、山城巡りの効率も良く、「充分お薦め出来る城跡」といったところか、、、

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