吉尾城跡(兵庫県神戸市)
城跡は兵庫県神戸市北区八多町吉尾にあって、六甲北道路「吉尾IC」のすぐ東側の低丘陵上に位置している。城史に関しては、吉尾氏の後、山崎氏の居城が伝わるが、詳細は不明でもある。
城跡を訪れるには、吉尾ICを目指せば迷わず付近までは辿り着けるが、進入口となるのはルート図にも示した、吉尾ICより東側の県道82号の歩道(画像に注目)からで、竹薮から進入すれば、いきなり便宜上の北郭群へ到達出来る筈である。ちなみに主郭までは5分内
城跡の大雑把な形態は概念図には示したが、現状(12月)城跡全体が常緑樹の多く蔓延る竹薮地にある為、倒竹などによって動き回れる箇所も限られており、取り合えず概念図に示したまでが、竹や木々の隙間を縫いながら、自身が踏破して遺構を確認出来た範囲(主郭周辺のみ)と解釈して頂ければ良いだろう。その中で充分見学する値打ちのある遺構として挙げられるものは、郭跡を除けば郭切岸跡(主郭と二ノ郭)、主郭の北側と東側に施された土塁の付随する空堀(横堀)、土塁虎口跡、溜め井戸らしき空堀地形と限られたものになるが、主郭周りが意外に見通しが利く事もあって、山城ファンを自認する方であれば、誰でも判別確認は容易いものとは感じられた。ただ主郭以外の郭跡などは、どれも長年の堆積物(落ち葉)によって地表は相当底上げされた状態となっており、現状の曖昧な地形からは郭区画も判断出来ず、形状などに至ってはほぼ見学者の想像に委ねられるだろう。
城跡を個人的に評価すれば、四季を問わず見学し難い状況は否めず、北側に延びていたものと思われる縄張りは、県道82号によってほぼ消失したものとも察せられ、当然遺構残存度は低い城跡という事にはなろうが、主郭周りだけに関しては、ほぼ当時の祖形が維持されているものと眼に映った事、深さは失われているが横堀が拝める事、更に圧倒的お手軽感まで加味すれば、山城巡りの移動中に立ち寄る程度、あるいは決して状態は問わない事の条件付きで、藪を苦ともしない山城ファンの方であれば、何とかお薦め出来る城跡といった事になろうか、、、
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