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2012年1月 5日 (木)

宅原城跡(兵庫県神戸市)

昨年までは個人的にも山城の林立する丹後、但馬地方の山城巡りが圧倒的に多かったが、流石にこの時期ともなれば積雪も多く、積雪の心配のない阪神から播磨地方の城跡巡りを、これから徐々にではあるが再開する事となった。

この城跡は兵庫県神戸市北区長尾町宅原(エイバラ)にあって、登城ルート図を見れば直ぐお分かり頂ける様に、未だに宅地造成の続いている、「鹿の子台北町7丁目」住宅地の直ぐ西側低丘陵上に位置している。現在土塁が周囲を廻る本郭内には、「伊賀守信貞ノ城址」と刻まれた城址碑が建っているが、この人物の姓名までは表記されておらず、城跡の素性すら分からないでいるのが現状でもある、ただこの大味極まりない縄張りプランを思えば、本来の城郭を落城後に陣城として改修したものと、自分の目には映ったが、、、、推察の域は出ないものでもある。城史に関しての詳細は不明

1route2 登城ルート

6 参考直登進入経路

3ei2 城跡概念図

城跡を訪れるには、先に触れた「鹿の子台北町7丁目」を目指して進行すれば、迷わず付近までは辿り着けるが、今回は車を少し離れた場所に路駐せざるを得なかった(付近は造成工事中)理由もあって、広い「平山公園」傍から最短で城跡まで到達可能な直登ルートを示した。尚、宅地造成の進んでいる地域にあたる丘陵南先端部には、丘陵上まで直接上れる階段が窺えたので、これを機に訪れる用意のある方には、是非階段を利用して楽に上られる事をお勧めしたい。ただその階段に至るまでの状況は把握する事が出来なかったが、、、

城跡の形態は、ほぼ概念図に近いものと思って頂いても良いとは思われるが、縄張りプランは先に触れた様に、シンプル且つ大味なものであり、「見応えのある遺構は?」と聞かれれば、返答には少し躊躇してしまう。ただ低土塁ではあるが本郭周囲は全て土塁が施されており、その要所に備わる明瞭な虎口跡と並んで、充分目は楽しませてくれる筈である。現状城跡は、この時期(12月)にも拘らず、枯れ木の隙間を縫っての移動見学は余儀なくされる状況にあるが、取り合えず土塁に沿って何とか一周する事が出来る状態にあるだけまし、と言える状態と思って頂ければ良いだろう(夏季訪問は厳しいかも)、、、城址碑付近は小笹が蔓延り、踏み入る余地がないのが現状。

9_higasi_sakuheiti 規模の大きい東削平地

14_shukaku 本郭内部

12_koguti_1 東虎口

13_dorui 土塁見所

11_soto_yori_dorui 土塁外壁部見所

17_dorui_sumi 土塁北側コーナー部

城跡を個人的に評価するのであれば、本郭部だけに関しては、これだけ直ぐ傍まで住宅地が迫りながら、廃城になった時より現在に至るまで、遺構はほぼ手付かずの状態にあると思えた(完存に近い)事、同時に史跡価値も高いものと感じられた事、更に圧倒的お手軽感まで加味すれば、史跡ファンの方も含めて「充分訪問を薦め出来る城跡の一つ」、という事にはなるだろう。ただし、遺構の見応えや状態は決して問わない事が前提となるが、、、

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