縄張りのほぼ全体像が窺える、状態の良さが値打ち 夏間城跡(京都府福知山市)
城跡は京都府福知山市大江町夏間にあって、先にリポート掲載を終えた常津城及び和田垣城などと同様に、由良川沿いに数多く築かれた城跡の一つでもあるが、西側(由良川)を天然の水堀とした、標高153mの低山山頂に位置している。城史に関しての詳細は不明
城跡を訪れるには、先に触れた和田垣城を起点とすればその位置は分かり易いが、県道55号「在田」の交差点より更に南下した道路沿いに、今回登城口とした山道への入山口(画像に注目)がある。もちろん途中から尾根に沿って踏み跡(僅かに空堀道)を辿る事になるが、山頂までは藪漕ぎもなく、迷わず辿り着ける筈である。ちなみに15分程度
城跡の形態は、概念図を参考にして頂ければ分かり易いとは思われるが、郭総全長は100mにも達する、砦の域は充分はみ出た山城と思って頂いても良いだろう。その中で目に留まった遺構は、見所遺構と並んで全て概念図には記したが、縄張りの全域が植林地にある事によって、郭内の見通しは利き、動き回り易く、更に下草も蔓延らず、現状(12月)非常に見学し易い状態にある。ただ堆積物はそれなりのものがあるので、堀切などは随分浅くなったものと考えられるが、、、それでも「情報の乏しい無名に近い山城としては、抜群のコンディションを誇る山城!」と言っても差し支えないものと、自分の目には映ったのである。城跡における最大の見所は、状態の良さはもちろんではあるが、縦堀を含んだ空堀が要所に施されている事、あるいは明瞭な切岸跡(特に西斜面)が未だに残されている事で、風化の進んで判別し難い縦堀も含めれば、少なくとも合計6箇所で目にする事が出来た。流石に多くの低草木が蔓延る、東急斜面の全域に至るまでは覗いていないが、城跡の規模や形態から考えれば、これ以上多くの残存遺構は望めないのかも知れない、、、
城跡を個人的に評価するのであれば、山頂までは急斜面の上り下りとなるが、踏み跡を辿れば迷わず辿り着ける事、遺構は廃城から手付かずのまま現在に至った、ほぼ完存に近いものと見受けられた事、今となっては藪城の多い昨今、この状態の良さだけで感動する事は請け合いと思えた事、更に空堀遺構まで窺える事、これだけの材料が揃えば、規模さえ問わなければ、自ずと「間違いなくお薦め出来る山城!」ということにはなるだろう。
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