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2012年1月22日 (日)

天然巨岩を虎口とした、佇まいが最大の見所! 満田城跡(兵庫県三木市)

城跡は兵庫県三木市志染町三津田にあって、低丘陵上ではあるが郭壁周囲が自然巨岩で囲まれた、急峻極まりない崖上地にあり、文献資料による違いはあるが、字名を採用した「三津田城」の別称がある。城史に関しては「現地案内説明板より」をクリックのこと

1

登城ルート

5

入山口

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現地案内説明板より

城跡の形態は概念図を参考にして頂ければよいが、現状(1月)主郭と察せられる痩せ尾根上の比較的大きい郭跡は、人が踏み入る事をためらうほどの、矢竹や低草木の密生地となっており、その形状及び内部における郭区画、あるいは遺構の有無の判別確認(僅かに土塁の痕跡を確認)は、困難を極める状況にあると思って頂いてもよいだろう。概念図に示したまでが自身が踏破に及んだ範囲であり、その中で判別確認に及んだ遺構群と言う事になるが、主郭内以外はそれなりに移動はし易く、東端、中央、西端の三箇所に施された空堀(横堀に近い堀切)やそれに付随する土塁なども、低草木は蔓延るが、外見から充分判別可能な状況となっている。ただ堆積物などによる地表風化も激しく、空堀に付随する西端の土橋状の虎口などは、非常に分かり辛いものであり、ほぼ見学者の判断に委ねられるだろう。

1_1 城跡概念図

16 東端土塁の付随する堀切見所

20_kyogan_koguti_2 巨岩に挟まれた自然虎口見所

23_koguti_kaku 東虎口郭より虎口側見所

26_higasikaku 東郭(案内板あり)

33_shukaku 主郭の現状

36_shukaku_nisi_koguti 主郭西土塁虎口見所

45_horikiri 西空堀、土塁跡見所

城跡における最大の見所となるのは、東端堀切壁を形成する一対の自然巨岩で、そのままを縄張りに取り込んで虎口跡とした様は、これぞ山城と呼ぶに相応しいものであり、狭い虎口から空堀道となって主郭まで繋がっている様相は、人馬も寄せ付けない構造となっており、非常に見応えが感じられた。空堀は横堀に近いものであり、薄い事から見応えまでは望めないが、それなりに見学者の目は楽しませてはくれる筈である。

城跡を個人的に評価すれば、城址案内説明板がある(意外!)にも拘らず、決して誇れる状態にはないが、周囲を崖状地形として、露岩をも郭壁として縄張りに取り込んだその佇まいは、山城に限りなく近いものであり、明瞭な空堀が三箇所で拝める事、更に圧倒的お手軽感も加味すれば、山城ファンの方に限れば、間違いなくお薦め出来る山城の一つ」と言う事にはなるだろう。もちろん状態は決して問わない事が前提となるが、、、、、

城跡を訪れるには、県道38号へ進入する事が先決となるが、傍に「御坂神社」のある、85号線が交わる交差点「東御坂」を目指せば、取り合えず近辺までは辿り着いた計算になる。交差点「東御坂」からは、ルート図を参考にして赤線を辿れば分かり易いが、小型車なら車止め手前の入山口(切通し入り口)までは、充分車で乗り付ける事が出来よう。小型車以外はルート図中に示した墓地の駐車場に車を預けて、そこから切り通しを目指して数分歩けばよい。後は概念図に示した付近から直登で丘陵上を目指せば、藪漕ぎもなく5分内で東端堀切までは辿り着ける筈である。ちなみに「満田城址はこの上」と表記された小さな城址標柱が切り通し隅にあるが、その周辺は低草木密生地となっており、本来の登城道は結果的には分からないままに終わってしまった、、、

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コメント

TAKUさま
土曜日に未訪問の古城で神戸市北区、三木市あたりをウロウロしておりました。いくつかを参考にさせて頂きました。いつもありがとうございます。
いつも小型の車をレンタカーしています。最終地点までは可能ですが、切り替えしが物理的にできず、帰りはバックのまま墓地まで約300m運転しました。これもスリルありました。
掲題古城は登城口から5分ぐらいで到着可能ですが、途中の藪漕ぎは2分ぐらいかなり根性を必要としていました。訪れる人が殆ど居ないのも起因していると思います。頂上には地面に落ちていた城址案内板があり、感激。このあたりでは珍しいと思いました。かなり風化されていますが、空堀等の遺構は確認でき、歴史を感じました。静かに眠る古城の佇まいを味わえました。ありがとうございます。

nnnnあの狭い道路をバックで墓地まで戻られたとは、切り替えしよりはるかに難しいのでは、、、、感動ものです。
しかし無事辿り着けて何よりでした。
私自身も現地に城址案内説明板があるとは、思ってもおりませんでしたが、数十年前までは掲げられていた案内板も朽ち果ててしまって、新しいものと取り替えるまでには至っていない城跡も少なからず見受けられます。この城跡はまだ残っているだけましと思うべきなのかも分かりませんね・
ヒデさんの意欲的な山城巡りには頭が下がる思いですが、コメントReとしては「山城ロマンに乾杯!」といった気分の今日です。

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