安井城跡(兵庫県朝来市)
城跡は兵庫県朝来市和田山町加都にあって、竹田城の直ぐ北側、安井集落を挟んで更に北側に聳える、標高約210mの低山山頂に位置しており、竹田城と隣接している事を思えば、自ずと出城ということになろうが、推察の域は出ないものである、現状城史に関しての詳細は不明。
城跡を訪れるには、竹田城を起点とすればその位置は一目瞭然でもあるが、竹田城に佇めば自ずと直ぐ視界に入る山城でもある。今回直登取り付き口としたのは、浄化センターより川を渡った入山ゲートを潜った付近からで、そこからは木々の隙間を縫っての激斜面直登は余儀なくされるが、木々の伐採された右手側の前の開けた斜面側を上ってもよいだろう、10分程度で山頂までは辿り着ける筈である。尚、激斜面を回避したい方は、西側の「天神社」から東側の尾根に沿って上っても良いとは思われるが、藪漕ぎの有無までは現状把握出来ていない、、、。
城跡の形態(山上郭群)は概念図を参考にして頂ければ良いが、現状(11月)郭跡及び郭切岸壁は、一部ましな箇所もあるとはいえ、蔓延るシダや小笹を含めた下草に覆われており、段差程度の郭跡などは形状も掴み難く、僅かな地表の変化から郭構成までは読み取れない状況にある。よって山上郭群における郭構成は、ほぼ見学者の判断に委ねられる状況にあると思って頂ければ良いかも知れない。判別し易い空堀の類は一切目には留まらなかったが、主郭を中心に三重の帯郭(南側)で固められた城郭と言えば、これを機に訪れる方の想像も付き易いだろう。見所遺構を挙げるとなると中々苦労するが、南北帯郭から見上げる高低差を誇る切岸だけは見応えのあるものであり、険峻な地に築かれた山城の醍醐味には、充分触れる事が出来るだろう。
城跡を個人的に評価すれば、近年まで人の踏み入った形跡の見受けられないこの状況は、縄張りの祖形はほぼ当時のままとも窺われ、遺構残存度だけは非常に高いものと自分の目には映った事から、和田山町における山城巡りの一環として訪れるのであれば、決して無駄足には終わらない城跡と言ったところか、、、、
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