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2011年12月20日 (火)

但馬岩本城跡(兵庫県豊岡市)

城跡は兵庫県豊岡市吉井にあって、奈佐川に沿って数多く築かれた山城の一つでもあるが、先に現況リポートした小城鼻城を起点とすれば、位置確認は容易いものとは思われる。小城鼻城と同様に低丘陵上(比高60m程度)に築かれたものであるが、城史に関しても同様に、篠部氏が本城とした宮井城(既にリポート掲載を終えた)の出城と伝わっている様である。詳細は不明

城跡を訪れるには、国道178号より242号へ進入(福田の信号で左折)する事が先決となるが、ルート図に示した奈佐小学校、あるいは白藤神社を目印として目指せば分かり易いとは思われる。神社のある三叉路で奈佐川を渡れば、今回車を預ける事になる吉井公民館を目指せばよいが、そこから10分程度で山上主郭までは辿り着ける筈である。(進入経路は概念図参考に)

1route_2 登城ルート

6 直登進入口

3_3 城跡概念図

現状(11月)直登道中は藪漕ぎまでには至っておらず、痩せ尾根急斜面の山上手前で、忽然と現れる切岸が見学者を歓迎してくれる筈である。人のほとんど踏み入らない山城としては、比較的良い状態が自然維持されているものと思って頂いても良いが、単郭で成立した城跡に縄張り妙味までは求められず、目に留まる城跡遺構も限られたものになってくるのが現実である。比較的フラットに近い郭跡を除けば、東尾根を断つ堀切(片側が縦堀に繋がる)、郭周囲における切岸跡、堀切から立ち上がる僅かな土塁跡などが、唯一城跡を醸す遺構群と思って頂ければ良いかも知れない、、、もちろん今挙げたものが、同時に見所遺構という事になるのだが、遺構としての見応えは余り望めないものでもある。ただ手付かずの遺構は、ほぼ完存に近い(推察)ものと見受けられ、史跡としての価値は非常に高いものであると自分の目には映ったのである。

12_horikiri 堀切見所

15_kirikisi 切岸

16_shukaku_2 主郭の現状

17_dorui_1 土塁跡見所

城跡を個人的に評価すれば、「規模や遺構の見応えさえ問わなければ、お手軽感も含めて充分訪れる値打ちのある城跡」、と言った事になろうが、先に触れた小城鼻城と併せた同日訪問とするのであれば、間違いなくお薦め出来る城跡の一つ!

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