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2011年12月24日 (土)

木之内城跡(兵庫県朝来市)

城跡は兵庫県朝来市物部にあって、既にリポート掲載を終えた物部城からみれば、集落を挟んだ南西側の丘陵先端部に位置している。城史に関しての詳細は不明

城跡を訪れるには、物部城を起点とすればその位置は分かり易いが、国道312号へ進入して「青倉駅」を目指せば、付近までは難なく辿り着けるだろう。駅傍の高架下手前付近(路駐可能スペースあり)から城跡までの進入経路は、ルート図及び概念図を参考にして頂ければ良いが、山裾にある入山ゲートを潜れば直ぐの距離にあると思って頂いても良いだろう。ちなみに入山ゲートからは、藪漕ぎなしで5分程度で主郭へ到達可能

1_2 登城ルート

6_nyuuzanguti_2 城跡への進入経路

1_3 城跡概念図

この城跡は、明瞭な堀切跡すら窺われない古い形態の物部城とは違って、三方の枝尾根斜面には堀切が施されており、山城の醍醐味には充分触れる事の出来る城跡の一つでもあるが、築城環境から察すれば、竹田城の南を抑える出城といったところになるのかも知れない。そのシンプルな形態は、ほぼ概念図に近いものと思って頂いてもよいが、全域が植林地にある事から見通しも利き、比較的歩き回り易く、更に遺構も判別確認し易い状況にある。自然任せの山城としてみれば、これ以上望めない良いコンディションの下にあると思って頂いても良いが、地表風化はそれなりに進行しているので、深さを伴う堀切、あるいは明瞭な縦堀には期待出来難いのが現状でもある。城跡の見所はに先触れた三箇所の堀切という事になるが、何れも縦堀まで繋がる全体像が窺えるものであり、間違いなく見学者の目は楽しませてくれる筈である。

37_sentan_kaku

東麓先端郭

12_doruikaku_horikiri_2 南堀切と縦堀見所

14_shukaku 主郭の現状

16_horikiri 北堀切見所

17_tatebori 縦堀見所

23_shukaku_gawa 主郭東側

26_horikiri

東側僅かに堀切跡見所

城跡を個人的に評価すれば、文献資料の類にはその実態報告は皆無に近く、限りなく無名に近い山城である事、山上主郭まで達する圧倒的お手軽感、更に見学し易い状態の良さを加味すれば、山城ファンの方だけに止まらず、一般城跡ファンの方にもこの城跡を認識して頂き、是非足を向けて頂きたいと思えたのである。自ずとお薦め出来る城跡という事にはなるが、縄張り妙味までは決して求めてはならないだろう。

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