« 荒山西城跡(京都府京丹後市) | トップページ | 長岡城跡(京都府京丹後市) »

2011年11月 2日 (水)

規模は小さいが、明瞭な畝状空堀群が値打ち 万場城跡(兵庫県豊岡市)

城跡は兵庫県豊岡市日高町万場にあって、「万場スキー場」入り口付近から見れば、ゲレンデに向いて運行するリフト傍の、真西側にある低丘陵上先端に位置している。城史に関しての情報は現状皆無に近いが、規模から思えば、砦の域は出ない城跡(出城か)ということになるのかも、、、。

城跡を訪れるには、先にリポート掲載を終えた東河内城と同様の訪問ルートとなる、国道482号へ進入する事が先決となるが、万場スキー場を目指して車を走らせれば、自ずと付近までは辿り着ける計算になる。城跡への進入口は概念図に示したが、休耕地(一部は当時の屋敷跡地の可能性もあり?)を通過した後、植林地となる急斜面に取り付いてそのまま上れば、藪漕ぎもなく、主郭までは数分で辿り着けよう。

1_1_3

登城ルート

1_2_4 城跡概念図

現状(10月)城跡は、主郭内部も比較的見通しが利き、意外に木々が蔓延っていない事もあって、郭移動に難渋する事もなく、ほぼくまなく見て廻れる状況にあると思って頂いても良いだろう。この時期でも見学し易い状態にあると言う事は、冬季訪問においては更に期待が持てるかも知れないが、城域は痩せ尾根丘陵上だけに限られると思われた事から、形態はほぼ概念図通りと思って頂いても差し支え無さそうには思われる。狭い三段郭が主郭に付随しただけの、小さな砦規模の城跡と言えば、これを機に訪れる方の想像も付き易いだろう。ただ小規模ではあるが、東斜面上には縦堀として掘削されただけには終わらない、縦堀間に受け土塁と横堀を絡めた、技巧に富んだ畝状空堀群や、主郭背後を断つ堀切などは、しっかりした縄張りプランの下で築かれた城跡だと言うことを如実に物語っている。見所は自ずと畝状空堀群及び堀切と言う事になろうが、地表風化の激しい切岸なども、それなりに目は楽しませてくれる筈である。

11_une_tatebori_1

下から見上げた畝状空堀見所

14_une  畝状空堀群見所

16_yokobori_dorui 横堀と受け土塁見所

12_yokobori_tikei 斜行状の横堀見所

20_toutan_kaku3 東郭3

28_oku_dorui 主郭内部、土塁見所

33_horikiri 西端堀切見所

城跡を個人的に評価すれば、上り始めて直ぐに拝める、比較的状態の良い畝状空堀群の醍醐味、更に圧倒的お手軽感も含めれば、自ずと是非お薦めの城跡と言う事にはなるだろう。もちろん規模は問わない事が前提とはなるが、、、先に触れた東河内城と併せた同日訪問とすれば、更に充実した山城巡りとなるのではないだろうか。

« 荒山西城跡(京都府京丹後市) | トップページ | 長岡城跡(京都府京丹後市) »

兵庫(但馬地方)の山城」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1070646/42183551

この記事へのトラックバック一覧です: 規模は小さいが、明瞭な畝状空堀群が値打ち 万場城跡(兵庫県豊岡市):

« 荒山西城跡(京都府京丹後市) | トップページ | 長岡城跡(京都府京丹後市) »

無料ブログはココログ