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2011年11月24日 (木)

久住日ヶ谷城跡(京都府京丹後市)

城跡は京都府京丹後市大宮町久住にあって、以前久住あるいは久住別城をリポートした事があったが、ルート図にも示した如く、同じ久住日ヶ谷地区にある別城から見れば、谷状地形を挟んで、直ぐ東側に隣接した丘陵上に位置している。個人的には同地区に掲げられてあった遺跡案内板(画像に注目)から、後になってこの城跡の存在が分かった事もあり、結果的に効率の良い同日訪問とはならなかったが、城跡としての識別呼称が判明しないまま、今回は小字名を採用した「久住日ヶ谷城」としてリポート掲載に及ぶ事となった。本来なら一城別郭として考えれば良いのだろうが、丹後の城跡は一つ尾根が違えば、別の城跡名になっていたりする事実(識別する為)も含めて、この城跡が久住別城の東側に位置する事から、別東城」あるいは「別支城」として識別されている可能性は充分考えられるので、城跡呼称に関しては柔軟に対応して頂きたい。

1route 登城ルート

6 直登取り付き地点

1z 地元遺跡案内板の一部

3_1_2 城跡概念図

城跡を訪れるには、久住別城を起点とすれば一目瞭然とも言えるので、訪問ルートの説明は割愛させて頂くが、直登取り付き地点は概念図には示した付近で、その地点からそのまま丘陵上を目指して上れば、直ぐにでも本郭群に辿り着ける筈である。

城跡の形態に関しては、大雑把な概念図を参考にして頂ければ良いのだが、現状(11月)、主郭と察せられた外壁が切岸処理された細長い郭は、全域が下草や矢竹で覆われており踏み入る事も出来ず(面積の約半分)、その内部に至っては視認による確認すら困難な状況となっている。ただし主郭の両サイドを固める、重なり合う帯郭群は比較的ましな状態にあるので、ほぼフラットな状態に自然維持された、帯郭を移動しながら歩き回れば、何とか遺構見学も成立するのではないだろうか。遺構として判別し易い空堀の類は全く目に留まらなかったが、高低差はないものの、直立に近い形で削り落とされた、比較的状態の良い切岸は、充分見学者の目は楽しませてくれる筈である。規模は別城より随分勝るが、遺構の見応えに関しては、畝状空堀や堀切、あるいは縦堀が施されたと別城とは、当然比較するレベルには達していないと思って頂いても良いのかも知れない。

9 郭切岸

12_dankaku_heki 15_heki 西郭の見事な切岸

17_minami_obi 南東側帯郭

18_shukaku 残念な主郭の現状

城跡を個人的に評価するのであれば、残存遺構に見応えは望めないが、切岸の醍醐味には充分触れる事が出来ると思われたので、お手軽感も加味して、久住城及び別城を含めた山城巡りの移動中に立ち寄る程度なら、決して無駄足には終わらない城跡といった事になろうか、、、

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