« 素晴らしい遺構残存度、三本の豪快な空堀は必見! 東河内城跡(兵庫県豊岡市) | トップページ | 規模は小さいが、明瞭な畝状空堀群が値打ち 万場城跡(兵庫県豊岡市) »

2011年10月31日 (月)

荒山西城跡(京都府京丹後市)

城跡は京都府京丹後市峰山町荒山にあって、標高123mの通称城山山頂に位置しているが、今回の訪問においては、西出郭とも窺われた出城から連続する削平地を経て、山頂まで至る東側斜面は、身動きも取れないほどの、ジャングルの如き密生雑木藪地となっており、流石に山上本郭までは到達する事が叶わなかった。よって今回のリポートは、山上本郭からみて西端に位置する、この西出城とも窺われる城跡の現況報告だけに終わったので、どうかご容赦願いたい。

取り合えずこの便宜上の西出城は、小規模な山城の一城に匹敵する規模を有しており、荒山城の本質(丹後の大型の山城に共通すべく、城域は相当広いものと考えられる)を探る上においては、単独訪問としても充分見学する値打ちのある山城と眼に映った事から、今回は荒山西城としてリポート掲させて頂いた。

1route_3 登城ルート

5 波弥神社

3a_2 城跡概念図

城跡を訪れるには、ルート図の如く国道482号より「波弥神社」を目印として目指せば良いが、迷わず到達するには赤線ルートを辿る事が肝心となろう。明らかに近年造成されたと思われる、「波弥神社」背後から丘陵最高所に建立された「山王社」敷地までが、出城としての縄張りと察せられるものであり、踏破した範囲内で目に留まった遺構は、全て概念図に示したつもりである。ただ波弥神社敷地も含めて、背後の切岸から尾根西端までは、それなりに地形改変はあって然るべきとも考えられるので、本来の縄張りは当然見学者の想像に全て委ねられるだろう。本郭群だけに関して言えば、祖形はほぼ維持されているものと眼には映ったが、、、、

9_2maru_heki 切岸斜面に築かれた石段

11_minamikaku_gun 南郭群

13_2maru 西郭

17_shukaku 山王社、主郭へ

20_horikiri_ato 堀切跡

踏破した範囲の中で見所遺構として挙げられるのは、西郭に残る塁虎口跡、虎口から登城道らしき山道に沿う形で備わる土塁(縦土塁)、主郭背後に一部参拝道として残る堀切で、山城ファンの方であれば誰でも判別確認可能とは思えた。もちろん丹後の城跡特有の、鋭角に刻まれた切岸などは、南段郭群の郭壁随所で確認出来る筈である。ただ見応えのある遺構は?と聞かれれば、少し返答には困るが、、、 尚、先に触れた山王社背後の堀切から東側は、連続する長い削平地となっているが、行き止まりとなる本郭側の斜面には、大型の土塁虎口と三方を土塁で囲まれた郭跡が、蔓延る草木の隙間から何とか確認出来たので、ついでに報告しておきたい。これを機に訪れる用意のある方には、ここまでが現状(九月)藪漕ぎも含めて、踏破可能な範囲と思って頂ければ良いだろう。

24_koguti 大型の土塁虎口

自身が選択したルートでは、藪に阻まれて結果的には山上本郭までは到達出来なかったが、これから荒山城に挑む用意のある方には、是非上り易い直登ルートを探してトライして頂きたいと思うのである。

« 素晴らしい遺構残存度、三本の豪快な空堀は必見! 東河内城跡(兵庫県豊岡市) | トップページ | 規模は小さいが、明瞭な畝状空堀群が値打ち 万場城跡(兵庫県豊岡市) »

京都(丹後地方)の山城」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1070646/41693747

この記事へのトラックバック一覧です: 荒山西城跡(京都府京丹後市):

« 素晴らしい遺構残存度、三本の豪快な空堀は必見! 東河内城跡(兵庫県豊岡市) | トップページ | 規模は小さいが、明瞭な畝状空堀群が値打ち 万場城跡(兵庫県豊岡市) »

無料ブログはココログ