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2011年10月21日 (金)

波美城跡(京都府福知山市)

城跡は京都府福知山市大江町波美にあって、標高約70mのほぼ独立した低山山頂に位置しており、通称城山の地にある。城史に関しての詳細は不明

城跡を訪れるには、既にリポート掲載を終えた河守城を起点とすれば、その所在位置は分かり易いが、まず国道175号へ進入する事が先決となる。北近畿丹後鉄道「大江駅」からは既に城跡は東側へ望めるので、位置確認は容易く、駅からはルート図の赤線を辿れば、迷わず付近までは辿り着けるだろう。入山口は概念図に示したが、ここから墓参道に進入してそのまま上るだけで、主郭までは10分程度で到達出来よう。

1_2 登城ルート

5 墓参道進入経路

1_3 城跡概念図

城跡の大雑把な形態は、ほぼ概念図に示した通りと思って頂いても良いとは思われるが、集合墓地から主郭北端に備わる堀切までは、近年における古墳発掘調査で、相当な地形改変があったものと見受けられた事から、この間の縄張りや遺構に関しては、ほぼ見学者の想像に委ねられるだろう。この小刻みに施された土橋地形を含む空堀地形などは、本来は堀切とした部分なのかも知れないが、この広くもない郭跡に、ここまで空堀を連続して施す必要性も感じられず、本来の堀切は二箇所程度と考えても良いのかも知れない、ただ調査後の埋め戻しが正確に行われたのであれば、見学者の見たままを縄張りとすれば良いのだとは思われるが、、、、(現状曖昧ではあるが合計五箇所の空堀地形)

11_horikiri_tikei 西郭における空堀地形

15_dobasi_tikei 西郭における土橋地形

17_horikiri_dorui_1 主郭北端の堀切見所

20_sita_renzoku_tatebori 連続縦堀見所

21_dorui_tatebori 縦堀地形?

23_shukaku_kita_heki 主郭切岸

28_minami_horikiri_dobasi 南端堀切、上り土橋見所

現状城跡は、この時期(九月)の山城としては、意外にも見学し易い状態にあり、概念図に示したまでの遺構は、ほぼ判別確認し易い状況にあると思って頂いても良いだろう、冬季訪問においてはかなり期待が持てそうには感じられる、、、城跡の見所となるのは、畝状空堀群と呼んでいいものとは思われるが、主郭北東斜面に施された連続縦堀群主郭北端の堀切南端尾根を遮る土橋付き堀切という事になろうが、地表風化は特に進行しており、堀切を含めた何れの空堀も相当薄く、切岸だけは充分見応えは感じられたが、空堀群だけに限れば、見応えは余り期待出来ないかも知れない。主郭内部も全体的に凸凹地形と化しており、東端に備わる櫓台とも見受けられた土塁壇などは、地形も非常に曖昧なものとなっており、機能の想像も付き難いのが現状である。

城跡を個人的に評価すれば、古墳発掘調査以前の状態を把握していない以上、遺構残存度や縄張りプランに関しては、評価の下しようがないのが現実でもあるが、遺構見学だけを目的とした訪問であれば、充分訪れる値打ちのある山城と言う事になろうか。由良川沿いに多く築かれた城跡の、何れかと併せた同日訪問とすれば、更に充実した山城巡りとなるのではないだろうか。

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