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2011年10月 5日 (水)

鱒留寺谷城跡(京都府京丹後市)

城跡は京都府京丹後市峰山町鱒留(マスドメ)寺谷にあって、既にリポート掲載を終えた五箇南城からみれば、谷状地形を隔てた更に南西側の山上に位置している。城史に関しての詳細は不明であるが、隣接する五箇城との距離や築城環境までも考えれば、自ずと五箇城の西側を抑えるが為の、出城としての機能が浮かんでくるのである(推察)。

城跡を訪れるには、五箇南城と同様の訪問ルートとなるので、今回は割愛させて頂くが、登城ルート図を見れば直ぐお分かり頂ける様に、直登進入口は五箇南城参考進入口より、数m西側(人家側)からとなる。休耕地を通過して奥に入った地点から、左手斜面に取り付いて上れば、迷わず山上主郭までは辿り着ける筈である(所要時間15分程度)。

1 登城ルート

7 直登進入口

3t 城跡概念図

現状(九月)城跡は、豪雪地帯における山ではよく見受けられる、低く斜面を這う様に蔓延る樹木(枯れ木が多い)の為に、直登道中も郭移動にも、非常に難渋させられる状況となっている。藪漕ぎまでに至っていないのが幸いとも言えるが、移動中に体に向かって突き刺さる様な枯れ枝には、細心の注意が必要となってくる。ただ比較的見通しは利く状況にあるので、見所遺構とも言える二箇所の堀切や、主郭に施された土塁などは、ほぼ全体像が窺えることもあって、遺構見学に支障を来たすまでには至っていない。もちろん数少ない遺構は、全て判別確認可能な状態にあると言ってもよいだろう。

10_higasi_dankaku_sentan 東段郭群

13_higasikaku4 東郭群

15_hokutou_tatebori 北東側堀切、縦堀見所

24_shukaku_1 主郭の現状

26_nisi_horikiri_1 西堀切見所

27_horikiri 西堀切と主郭切岸見所

個人的に城跡を評価すれば、五箇南城との進入口が近い事もあって、自ずと同日訪問が理想と言えようが、個人的には後からこの山城の存在を知り得た事もあって、山城巡りとしての効率の良い同日訪問は果たせなかった。よってこれを機に訪れる用意のある方には、大門城あるいは五箇城と併せた同日訪問は是非考慮に入れて頂きたいと思えたのである。この二城と併せた同日訪問は、当然是非お薦めと言えようが、単独訪問となれば二箇所の堀切見学だけを理由にして、はたして上る値打ちがあるのか、、、?といった疑問も生じよう、ここでは楚々とした山城に魅力を感じる事の出来る、山城ファンの方だけに限って訪問をお薦めしたいのである。もちろん今回のリポートに興味を示された方も、訪問の対象となってくるのは言うまでもないが、、、、

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