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2011年10月 9日 (日)

険峻極まりない山頂に佇む、大型の素晴らしい山城! 日置城跡(京都府福知山市)

この山城は京都府福知山市夜久野町日置/末にあって、先にリポート掲載を終えた末城の記事中で触れた様に、昨年の夏に訪問を終えられた、京都府在住の山城ファンの方から、既に城跡の情報は頂戴しており、上り易い登山ルートも同時に教わっていた事もあって、迷わず辿り着く事が出来たが、その情報通り、ほぼ全域が植林地にある事も相俟って、この時期(九月)においても見学し易く見て廻り易い、山城としてはこれ以上望めない素晴らしいコンディションの下にあった。

城跡の形態、あるいは判別確認可能な遺構に関しては、自身が踏破した範囲内で目に留まった遺構を記した、概念図を参考にして頂ければよいが、流石に広域に渡る急斜面上までは覗く余裕もなかったので、縦堀などに関しては、この限りではないものと思って頂きたい。城史に関しての情報は現状皆無に近いが、末城が日置城の南麓に位置するだけの理由で、単純に衣川氏の築いた山城と考えるのは早急かも、、、

1_2_2 登城ルート

1_3 城跡概念図

14 この激斜面を登り切る

16_higasi_kaku 最初に到達する東郭群

この「大城郭と呼ぶに相応しい要害堅固な城跡」は、険峻極まりない山頂(標高329m)から痩せ尾根を跨いで、ほぼ三峰(三ブロック)に渡って縄張りは展開されたものであり、郭総全長は500mに達するほどの城域を誇っており、山上を刻んで構築された見事なまでの郭切岸、更に郭間及び尾根を遮る豪快な堀切などの見応えは抜群で、福知山にあっては他に類を見ないほどに遺構残存度の高い(ほぼ完存と思える)、正に賛辞の言葉を失うほど素晴らしい大城郭と自分の目には映ったのである。これを機に訪れる用意のある山城ファンの方、あるいは一般城跡ファンの方々には、出来るだけ自身と同じ新鮮な感動を味わって頂きたいと思う気持ちから、これ以上多くは語らないが、とにかく一度訪れて、山頂に至るまでの山登りの楽しさ、機能を想像しながら踏破探索する事の楽しさ、縄張りプランを想像する事の楽しさ、更に遺構見学の楽しさなど全て含めて、限りない戦国ロマンに身を委ねて頂きたいと思えたのである。個人的には山城ファンの方に限れば、背中を押してでもお薦めしたいが、高所に位置する山城に上り慣れていない一般城跡ファンの方、足腰に不安のある方には、迂闊に是非お薦めとは言えないのが本音かも、出来れば一度トライして頂きたいと思うが、、、

18_higasi_shukaku 東主郭

23_horikiri 中央堀切見所

25_anbu_yori_horikiri_gawa 西郭群端から東郭堀切側

52_kita_shukaku_gawa 北主郭側切岸

55_higasi_horikiri_dorui_1 東斜面堀切と大土塁見所

41_nisi_nijyuu_horikiri 西端二重堀切見所

43_nijyuu_horikiri_gawa 西郭より二重堀切側

32_nobori_dorui 西城北郭群と上り土塁見所

58_sentan_dorui_kaku 北城北端郭と土塁見所

今回の登城においては、山頂に至るまで約40分の道程となる事、あるいは迷わず山頂まで上って頂きたいが為に、多少入念な登城ルート図を作成したが、登山口は末城概念図に記した玉照寺北側からで、ルート図中のA、B、C地点においては、必ず方位磁石で自身の向かう方角(北)をチェックして頂きたいのである。小さな沢が流れ出しているA地点までは山道に従えばよいが、そこから先(沢を跨いで上る)は僅かな踏み跡を辿って急斜面を上る事になる。馬の背のような尾根に到達するB地点では進行方向は左手にとり、必ず北に向かっている事を確認する必要がある、そこから痩せ尾根を一旦上って下り、更に激斜面を登り切れば、素晴らしい城跡遺構が見学者を歓迎してくれる筈である。尚、A地点で踏み跡が見つからない場合は、ただひたすら沢筋を上り続ければ良いだろう(尾根に辿り着く筈)。

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京都(福知山)の山城」カテゴリの記事

コメント

takuさま
30日土曜日は福知山市を訪れました。いくつか参考にさせて頂きました。ありがとうございます。迷う可能性に鑑み、久しぶりに磁石を持参。
A地点で早くも道を間違え、B地点の南の方に最初あがってしまいました。磁石があったので、間違いに気が付き、軌道修正可能でした。(下山時に気が付いたのですが、単純にピンクのリボンの方を頼っていけばよかったです。)

その結果余計な激斜面(一つ山を越えた)の登り、下りをしてしまうことになり、想定35分を55分掛って城郭にたどり着きました。

切岸見えた時嬉しかったです。広域な城郭で良くこんな急峻な処に山城築いたものだと感激。下りは尾根筋が幾つか分かれているので、油断していると迷うと思いました。大満足の秘境の山城。3城ぐらい制覇した気分です。

又同様にこの山城を探し当てたtakuさんもすごいです。

ヒデさん、他三城の登城後のコメントも同時拝見させて頂きましたが、無事踏破帰還されて何よりでした。
この山城の直登ルートは、既に赴かれた山城ファンの方から教わったものですが、私も何度も間違いがないか、方位磁石で確認したほどの山城です。城跡の位置する山頂が見えない山城ほど怖いものはない事を改めて学習した次第です。
遺構見学も含めて、山上三峰に渡る山城の醍醐味に酔いしれられた事と思われますが、自身にとっては、四年も過ぎて尚且つ記憶に鮮明に残っている山城の一つです。それにしてもヒデさんのおっしゃる通り、こんな場所にこんな大型の山城をよく築いたものだと思います。これだけの規模を誇る城郭を築いた城主の力も侮れないのですが、、、築城者不明の戦国史にも登場してこない残念な山城ですネ。

takuさま
コメントありがとうございます。4年経過後も鮮明に記憶に残っている価値がある山城の一つになられているのは同感です。多分私もそのようになると思います。
私事で恐縮ですが、次週末は留守宅に戻ります。結婚29周年(よく持ちました!)もあって、戻らないとワイフの機嫌が悪くなるかもしれないということもあります。大雨でなければ、山梨県の未訪の山城を訪れようかと思っております。

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