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2011年10月 7日 (金)

末城跡(京都府福知山市)

城跡は福知山市夜久野町末にあって、末集落の中心部にあたる低丘陵上に位置している。この城跡に関しては、城跡としての認識は以前から充分ありながらも、夜久野町にあっては随分奥まった山間の地にある事から、日置城と並んで中々今日まで訪れる機会に恵まれなかったが、京都府在住の山城ファンの方より、「日置城は絶対にお薦め出来る素晴らしい城郭!」、と昨年夏からお墨付きを頂いていた経緯もあり、今回やっと日置城の訪問を兼ねての城跡巡りが叶えられる事になった。

城跡を訪れるには、先に触れた千原城を起点とすれば分かり易いので、訪問ルートの説明は今回割愛させて頂くが、526号へ進入して「玉照寺」を目印として目指せば、難なく付近までは辿り着ける筈である。城跡進入口はルート図を参考に

1_1 登城ルート

10 城跡進入経路

1_2 城跡概念図

今回の山城巡りの本命となるのは、もちろん日置城なのだが、その登山口付近で出くわした年配の女性に、付近に存在すると思われた末城の所在地を訪ねれば、直ぐにその回答が得られ、非常に幸先の良いスタートとなった。しかもこの方の所有する休耕地の一部がそれにあたるものであり、現在でも「城ノ段」と呼ばれている事も判明した。城史に関しての情報は唯一衣川越中守(千原城を本城とした、あの衣川氏)の居城が伝わる程度であるが、この佇まい(丘城)から察せられるには、当然館城とみてよいものとは思われる。

16_kaku1_higasigawa 郭1と切岸見所

17_hokutan_nisi_heki 本郭群西側切岸

18_kaku2 20_kaku2_kirikisi 本郭群

30_heki 南段郭切岸見所

33_sanjyou_kaku 山上郭

35_kyodai_karabori_tikei_1 巨大空堀地形見所

城跡の形態は、ほぼ概念図に近いものと思って頂いても良いとは思われるが、館城の性質上、眼にすることの出来る遺構は、郭跡を除けば鋭角に刻まれた郭切岸跡だけに限られてくるのが現実でもある。現状(九月)郭跡は全て休耕地(荒地)、あるいは植林地となっているので、見通しが利く事からその全体像を窺う事が可能であり、縄張りは掴み易く、遺構見学としてはこれ以上望めない状況となっている。ただ城跡直ぐ傍まで民家や農地が迫っている事もあって、本来の縄張りは見学者の想像にほぼ委ねられることになるが、居館跡とも伝わる本郭部(現状ほぼ三郭構成)に関しては、ほぼ祖形は当時のままが維持されているものと眼には映ったのである。居館跡地から更に南西側山上を目指せば、その斜面には数段の切岸を伴う郭跡、最高所には削平地まで窺えたので、山上を物見とすればここまでが城域と思って良いのかも知れない、、、 尚、山上削平地背後は自然堀切地形となっているが、人為的とも言える巨大空堀(画像に注目)地形が、その北側に窺われた事だけはお伝えしておきたい。

城跡を個人的に評価すれば、後で訪れた日置城が事前情報通り、「大城郭と呼ぶに相応しい素晴らしい城跡」と眼に映った事、その登山口の対岸丘陵上にこの城跡が位置する、訪問し易さまでも加味すれば、二城併せた同日訪問は何としてでもお薦めしたいと思えたのである。(日置城リポートはこの後の予定)

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