トビガタ城跡(京都府与謝郡)
城跡は京都府与謝郡与謝野町石川にあって、既にリポート掲載を終えた大江口城からみれば、真北側の丘陵先端部に位置しており、後でリポート掲載予定の小森谷城からみれば、川を隔てた南側に位置している。城史に関しての詳細は不明
城跡を訪れるには、過去国道176号を利用して赴いた、与謝野町に現存する多くの山城と同様の訪問ルートとなるが、城跡は野田川駅の真東側に位置しており、国道沿いからも直ぐ確認出来るので、所在位置は直ぐ確認出来よう。城跡周辺は非常に道が狭いので、ルート図に示した公民館に一旦車を預ける事になるが、そこから歩いて城跡を目指せば、5分程度で主郭背後に施された堀切までは辿り着ける筈である。
本来この城跡は、トビガタ城として概念図に示した場所が城跡にあたるものであるが、丹後に築かれた多くの山城がそうである様に、二つに分かれた南北丘陵枝尾根上に郭は展開されているものと自分の目には映ったのである。見た限り北側丘陵上に位置する方が城跡としての規模は大きく、トビガタ城よりも遥かに城跡遺構らしく感じられた。ただリサーチ不足のせいもあって、現状この地が間違いなく城跡と確証するまでには至っていないのだが、、、、興味を持たれた方は、是非トビガタ城の北側丘陵上(先端部は集合墓地)も、同時に覗いて頂きたいと思えたのである。現状その主郭と察せられた削平地は集合墓地となっているが、山上郭群に至るまでの規模は大きく、堀切は備わってはいないが、郭境に施された明瞭な切岸跡や、その郭構成までも考えれば、縄張りプランが下になって築かれた城跡という事は明確でもあり、山城ファンの方が見れば、それは充分納得出来るものとは思われる。
トビガタ城の現況報告に戻るが、この城跡は小規模ではあるが堀切が施されており、城跡にあっては唯一、切岸と並んで目を楽しませてくれる遺構となっている。ただ概念図に示した様に、主郭西側が道路造成工事によって、どれだけ地形変化があったものかは想像も付き難く、本来の縄張りはほぼ見学者の想像に委ねられるだろう。小規模な為に遺構見学に差し支える事もなく見て廻れる状況にあるが、目に留まる遺構は限られたものであり、縄張りプランも含めれば、余り期待を抱かずに訪れたほうが良いかも知れない、、、、
城跡を個人的に評価すれば、トビガタ城単独訪問では、是非お薦めとはとても言えないが、今まで紹介してきた、多くの与謝野町の山城と併せた山城巡りとするのであれば、覗いても決して無駄足に終わる事はないと感じられたのである。
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