全貌が窺える豪快な縦堀は一見の価値あり!大門城跡(京都府京丹後市)
城跡は京都府京丹後市峰山町五箇(ゴカ)にあって、広い五箇集落の中央を流れる、鱒留(マスドメ)川より東側の勝負谷にあり、ほぼ独立した低丘陵上に位置している。城史に関しての詳細は不明であるが、後でリポート掲載予定の、ここから西側に窺える低山のほとんどを郭で占めた、広大な城域を誇る山城、五箇城を本城とした場合、正しくその東出城に相応しい規模と縄張りを持った城跡と言えるものである。
城跡を訪れるには、国道312号へ進入する事が先決となるが、五箇集落周辺まで辿り着けば、「慶徳院」を目印として東側の谷筋へ針路変更、後はルート図及び概念図を見ればお分かり頂けるとは思うが、小さな神社の背後から右手側斜面へ取り付いてそのまま上れば、直ぐにでも城跡最大見所とも言える土塁を伴った豪快な縦堀が迎えてくれる筈である。
この城跡は概念図に示した様に、主郭に帯郭が付随するだけの、ほぼ単郭で成立した城郭と見てよいものであるが、現状(八月)城跡は、藪化進行中にあっても、コンパクトにまとまった形態が故に、郭周囲斜面も木々の隙間を縫いながら移動すれば、何とか踏破する事が可能となっている。ただ主郭内部は下草が相当蔓延っているので、内部の僅かなマウンド地形から郭構成までを読み取るには、非常に困難な状況にあると思って頂ければ良いだろう。取り合えず複雑な縄張りでもないので、残存する遺構はほぼ判別確認可能な状態にはあるが、、、
土塁を伴う豪快な縦堀
見所遺構として挙げられるのは、先に触れた縦堀を代表とする空堀群で、主郭西端に施された僅かに窺える空堀と土塁、西尾根を断つ堀切、主郭南斜面に施された縦堀群などと並んで、間違いなく見学者の眼は楽しませてくれるだろう。この縦堀群は畝状空堀群と呼ぶに相応しい遺構とは思われるが、斜面の地表風化は激しく、明瞭な縦堀は三本程度に止まるものであった為に、敢えて畝状空堀群として概念図中には示さなかった。どちらにしてもこの「空堀見学が全て」とも言い切れる城跡なので、これを機に訪れる用意のある方には、この人家近くまで落ち込む、しかもほぼ全貌が窺える豪快な縦堀は、是非期待して臨んで頂いても良いのではないだろうか、、、
城跡を個人的に評価すれば、後でリポート掲載を予定している五箇城と併せた山城巡りは是非お薦め出来るが、単独訪問としても充分お薦め出来る城跡の一つとは言えよう。ただし規模は決して問わない事が前提とはなるが、、、
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カッコいい!興味をそそりますね(^m^)
投稿: プラダ バッグ | 2013年7月 1日 (月) 20時54分