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2011年8月30日 (火)

星ノ内北城跡(京都府与謝郡)

この山城は、先にリポート掲載を終えた森本星ノ内城を、現地で紹介して頂いた方から、その所在地を特定した上で、公的呼称も分からないままに日を改めて訪れ、その現況をリポートに及んだものであるが、森本星ノ内(南城)城の記事中で触れた様に、この星ノ内地区には少なくとも四城の山城が存在する事から、今回は混同を避ける為に星ノ内北城(最北にあるから)としてリポート掲載に至った。尚、地元史跡案内板の中に記されてあった遺跡分布範囲の中では、この城跡にも調査マークが入っていたので、恐らく調査後に城跡としての識別呼称は付けられた筈とは思われるが、、、現状まだリサーチに及んではいないので、どうぞ悪しからず。

城跡は京丹後市大宮町森本にあって、訪れるには先にリポート掲載に及んだ森本東城を起点とすれば、ルート図からも一目瞭然の位置にあるが、唯一とも思えたフェンスのある入山口は概念図には示した。ここから谷状地形を少し上り、左手側斜面の取り付き易い場所から直登を敢行すれば、直ぐにでも広い山上郭が迎えてくれる筈である(5分程度)。

1route_1_2 登城ルート

1_2 城跡進入路

1z 現地史跡案内板の一部

1_3 城跡概念図

城跡の大雑把な形態は、概念図に示した通りと思って頂いても良いとは思われるが、二郭で成立した単純極まりない縄張りプランとなっており、周囲斜面上を踏破確認した限り、縦堀は施されてはいなかった。よって目に留まった遺構は、規模の大きいほぼフラットな状態にある主郭と、その背後を断つ大堀切(横堀に近い)、副郭とも言える西郭と言う事になるが、概念図に示した様に、西郭には地表風化が激しく判別し難いが、大型の平虎口地形、西麓には土塁の付随した削平地も見受けられたので、ついでに見逃さないで頂きたい。尚、星ノ内地区にある、他の二城の所在地に関しては、現地史跡案内図中に記したが、まだ城跡遺構と対面した訳ではない(未訪に終わった)ので、これを機に訪れる方の参考程度に、、、

9 西麓の土塁の付随する削平地

14_shukaku_2 主郭の現状

15_daihorikiri_1 大堀切見所

16_shukaku_heki 堀底から立ち上がる見事な切岸見所

この城跡は、築城環境あるいは規模から察すれば、自ずと森本城の出城とも窺えようが、山城の林立するこの森本地区にあっては、城郭としての機能の想像は付き難く、全て見学者の想像に委ねられるだろう。城跡を個人的に評価すれば、幅を伴う堀切に唯一見応えがある事、広々とした主郭に佇めば、臨場感は充分味わえる事、それに東城を含めた森本城訪問ついでに寄れるお手軽感を加味すれば、自ずとお薦めは出来るだろう。概念図を見ればある程度お分かり頂ける様に、城跡に過度な期待を求めて臨まない事が肝心、、、

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