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2011年8月10日 (水)

三重支城跡(京都府京丹後市)

城跡は京都府京丹後市大宮町三重にあって、既にリポート掲載を終えた大江氏の居城「三重城」を本城とした場合、谷を隔てた直ぐ北側の丘陵上に位置しており、規模の大きい本城から見れば、小規模は否めない出城機能を担った砦とも窺えるものである。

城跡を訪れるには、三重城と同様の訪問ルートとなるので今回は割愛させて頂くが、城跡への登城方法は概念図に示した655号線沿いにある「防火水槽標識」を目印とした、墓地へ向けた参拝道からで、この畦道に従えば迷わず郭転用地とも窺える南端郭までは辿り着ける筈である。(山上主郭までは10分程度)

1route 登城ルート

5 城跡遠望

3miesi 城跡概念図

城跡の形態は、ほぼ概念図に近いものと思って頂いても差し支えなさそうには思われるが、その縄張り内における判別確認可能な遺構は、地表風化が激しい切岸ラインの甘い郭跡を除けば、主郭背後を断つ二重堀切(土橋付き)、南端に施された縦堀らしき地形(地表風化が激しく分かり辛いが本来は堀切だろう)と、数が非常に少ないのが現実であり、残存遺構の見応えを期待して臨めば、恐らく落胆する事は必至の山城とも見受けられた。現状(七月)城跡は藪化も地表風化も激しく、郭移動に差し支えるまでには至っていないものの、二重堀切などは蔓延る低草木によって、その全体像が窺える状況にはなく、傍まで寄っての判別確認は余儀なくされる状況にある。

9 南側の縦堀地形見所

12_shukaku 主郭の現状

13_2ren_horikiri_2 14_dobasi土橋付き二重堀切見所

17_higasikaku_gun_3 東郭の切岸

城跡を個人的に評価すれば、二重堀切が備わっているだけの理由ではお薦めし難いが、これから現況をリポートしていく事になる、隣接する森本地区の山城などと併せた同日訪問とするのであれば、車で移動ついでに立ち寄っても決して無駄足には終わらない城跡と言ったところか、、三重城がまだ未訪の方に限れば二城併せた同日訪問は当然お薦め出来るが、、、

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京都(丹後地方)の山城」カテゴリの記事

コメント

TAKUです、コメント拝見させて頂きました。
前回のコメントでも、丹波の砦跡の情報を頂戴しておりましたが、この山城も井上城もそうなのですが、丹波と篠山に現存する山城は、後川にある常山城を除いては、自身ほぼ訪問は終えていると思って頂ければ良いと思います。イッシーさんには多くの情報を頂いて恐縮なのですが、今の所私自身に情報の必要性は全くないものと解釈して頂いても結構です。
自身数十年に渡る山城巡りの甲斐あってか、訪城は2000城を数える事になりましたが、砦規模の遺構残存度の低い山城は印象も薄く、ほとんど記憶にも残っていないのが現状です。名前だけで訪問したかどうかまでは現状掴めていない実情(数が多過ぎて整理する時間がない)もありますが、丹波には自身の目で見ても、見学に値しない砦跡はまだたくさんあります。もちろんそれらはブログ掲載には至って居りませんが、、、
折角頂いた情報なのですが、先に触れた井上城は既にブログ掲載を終えた山城だと思います。丹波の山城は総じて状態が醜く、遺構残存度が低く見学に値しないと個人的に思えた城跡(数十城)は、徐々にではありますが、ブログから削除しております。
これでも城跡か?といった城跡も相当数丹波にはありますが、訪問しても全てブログに載せている訳ではありませんので、その辺を是非お含み頂きブログを拝見して頂ければ幸いに思います。

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