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2011年8月 2日 (火)

石屋城跡(兵庫県豊岡市)

城跡は兵庫県豊岡市辻にあって、県道1号と242号の交わる「辻」交差点からも、充分望める南丘陵上に位置しており、文献資料による違いはあるが「石屋砦」とも呼ばれている。現状城史に関しての情報は皆無に近く、詳細は不明。城跡を訪れるには、ルート図にも記した前述の「辻」交差点を目指せば良いが、直登入山口となるのは県道1号沿いにある「六地蔵」からで、この脇から墓参道を利用して墓地最奥まで上り、そこから更に尾根沿いに山上を目指せば良いだろう。道中下草は多く蔓延ってはいるが藪漕ぎまでには至って居らず、10分前後で主郭までは辿り着ける筈である。

1route_3 登城ルート

Rokujizou 進入口目印となる六地蔵

3i 城跡概念図

城跡の形態はほぼ概念図に近いものと思って頂いても良いとは思われるが、斜面上に蔓延る下草で地表が露見していない箇所も多く、外見から視認による遺構の判別確認は困難を極める状況にある事からも、縦堀遺構に関してだけは決してこの限りではないものと思って頂きたい。もちろん自身の判断でそれらしい地形は概念図に記したが、直登道中の東斜面でそれらしいものを二箇所、主郭西背後において二重堀切という形で、二箇所の明瞭な縦堀を確認する事は出来た。小規模な主郭の僅かなマウンド地形に付随して土塁の痕跡も残るが、地表風化の進んだ現状を思えば、遺構としての判断は中々難しいものとも言える。現状(七月)山上郭群においては、下草や低草木は多く蔓延るものの、全体的には前を遮る樹木は比較的少なく、意外に見通しが利く状況にあるので、概念図に示したまでの遺構は全て判別確認する事が可能とは思われる。もちろん冬季訪問においては更に状況は良くなるとも考えられるので、遺構見学も今以上には楽しめるのではないだろうか。とは言っても、数少ない遺構群なので多少歩き回り易くなる程度といった処かも、、、

20_dankaku_heki 東段郭群切岸

19_higasi_dankaku_gun 段郭群

17_shukaku_dorui 主郭内部の土塁痕

13_2jyuu_horikiri_3 二重堀切見所

13_2jyuu_horikiri_1 堀切見所

9_nisi_tatebori 連続する縦堀見所

城跡を個人的に評価すれば、見所遺構は二重堀切とそれに繋がる縦堀、その堀切壁(主郭壁)の鋭角に削られた切岸の醍醐味だけ、と言っても過言とは思えず、この二重堀切の見学だけを理由にして訪問はお薦めし難いが、先にリポート掲載を終えた河江城とは、車で1号線を移動しても僅かな距離にある事から、二城同日訪問とすれば、何とか訪れる値打ちも生まれて来るのではないだろうか。

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