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2011年7月13日 (水)

浦明城跡(京都府京丹後市)

城跡は京都府京丹後市久美浜町浦明にあって、北近畿丹後鉄道「丹後神野」駅から見れば、真東にあたる低丘陵上に位置している。字、鳥取の地にある事から「鳥取城」とも呼ばれており、当時一色氏における家臣、栗田内膳正の居城が伝わっている。この城跡も丹後における他の山城と同様に、一色氏の家臣である以上、自ずと細川氏の手によって落城したものと察せられるが、推察の域は出ない。

城跡を訪れるには、まず国道178号へ進入する事が先決となるが、「丹後神野」駅を目印として目指せば、付近までは難なく辿り着けるとは思われる。後は国道沿いにあるJA施設あるいは「道の駅」を目印として東へ進路変更すれば、城跡進入口とした貯水施設までは迷わず辿り着けよう。そこからは5分とかからず主郭へは到達可能となっている。

1route_2 登城ルート

3_1_3 城跡概念図

この城跡の形態は概念図に示した様に、丘陵上の突出した高さに位置する規模の大きい主を頂点とし、北西側に縄張りが広がるものであり、縄張りに特別な特徴を持つ城跡とは言えないものでもある。見所遺構はほぼ主郭周りで目に留まる遺構群と言う事になろうが、口跡、背後に備わる大土塁、主郭南尾根を断つ巨大空堀(自然地形かも?)に繋がる堀、北郭群だけに限るが状態の良い切岸などは挙げられよう。突出した高さにある主郭の切岸は、長年の風雪によって表土が相当流出しており、今となってはその高き壁の如き高低差に醍醐味は感じられるが、丹後における山城の特徴でもある、本来の切り立つ切岸までは拝めないのが現状である。

13_kitakaku_heki 状態の良い北郭切岸見所

14_kitakaku_gun_1 北郭群

40_hokusei_fumoto_dankaku 北西段郭群

21_shukaku_2 残念な主郭の現状

22_shukaku_daidorui_2 主郭大土塁見所

25_sita_horikiri_2 堀切見所

現状(五月)城跡は、冬枯れ後とは言え藪化は深刻化しており、見通しは利き難く、肝心の主郭に至っては倒木が多く荒れ放題となっており、木々の隙間を縫っての移動は余儀なくされる状況にある。北郭群は比較的ましな状態にあるが、北西に向かうほど藪化は激しく、今回は残念ではあるが全域を探索する気にはとてもなれなかった。よって北郭群から西側は未踏に終わったので、縄張りも概念図に示しただけには決して終わらないものと思って頂きたい。丘城に近く山城とは言えないので、未踏の地にまだ多くの縄張り妙味のある残存遺構が残っている様には思えなかったが、、、

これから夏季にかけての訪城は更に藪化に拍車がかかり、遺構見学も相当厳しい事が予想されるが、城跡を個人的に評価すれば、満足の行く見学が出来ないと予想される以上、決してお薦めの城跡とは言えないが、主郭周りの土塁と堀切だけは覗く価値があるものと自分の目に映った事から、今回のリポートに興味を持たれた方だけが、訪城の対象となる山城と言ったところか、、、

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