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2011年7月27日 (水)

正垣城跡(京都府京丹後市)

城跡は京都府京丹後市大宮町奥大野にあるが、この城跡の情報は現状皆無に近いものともあって、当時の城域及びその形態は、今回自身が踏破して確認に及んだ範囲内(枝尾根)では、本郭群を限定するまでには至れなかったのが実情と思って頂ければ有り難い。既にリポート掲載を終えた野中城、須田城といった古い形態を持つ丹後地方の山城は、山頂を主郭とした場合、山麓枝尾根末端にまで郭が展開されているケースが多く、城跡を過大評価するのであれば、この山城も未踏に終わった西山上に本来の本郭群が存在するのかも分からない、、、

1route2 登城ルート

7 城跡進入経路

3 城跡概念図

今回踏破した範囲内で判別確認に及んだ遺構群は、二枝尾根に跨る明瞭な切岸跡の残る削平地(郭跡)及び明らかにそれと分かる段郭群だけ、と言っても過言ではないが、判別し易い空堀の類は尾根上では目には留まらなかった。よって山城としての醍醐味を味わうまでには至れなかったと言う事にはなるのだが、城跡遺構が当時より現在に至るまで手付かずの状態にあることを思えば、史跡としての価値は決して下らないようには感じられたのである。現状(七月)城跡は藪漕ぎ移動もなく、倒木は多いがこの時期でも比較的動き廻り易い状況にあり、概念図に示した自身が踏破した範囲内で確認に及んだ遺構は、全て判別可能な状態にあると思って頂いても良いだろう。もちろん先に触れた様に見応えのある遺構を眼にする事は出来ないが、このリポートに興味を持たれた方だけには、状態が比較的ましな事を理由にすれば、決して訪城も無駄足には終わらないと思えたのである。

9_2進入口付近の郭群?

12_minami_toutankaku_1 南尾根上の郭

17_sanjyou_kaku 山上における削平地

18_kitakaku 北尾根上の郭

21_heki 切岸跡

23_dan_kaku北尾根段郭群

城跡を訪れるには、既にリポート掲載を終えた鶴賀城(谷内北城)を起点とすれば分かり易いとは思われるが、国道312号を経由して谷内地区で県道76へ針路変更すればよい。後はルート図あるいは概念図を参考にして頂ければ、迷わず城跡へは辿り着けるだろう。此れを機に訪れる用意のある方には、自身が未踏に終わった西山上までは是非踏破して頂きたいとは思うのだが、、、

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京都(丹後地方)の山城」カテゴリの記事

コメント

TAKUさん、はじめまして。

趣味で、丹後の山城を歩いている学生です。

正垣城は、私も行きました。非常にいい城ですね。丹後では、ランクの高い連郭式の城であると思います。

TAKUです、コメント有難う御座います。
この山城に関しては、結果的に西側山頂までは踏破出来なかったのが、非常に心残りではありますが、遠距離訪問を考えれば、又次の機会にとは行かないのが現状でしょうか、、
学生さんだそうですが、山城巡りは登山に近いものがあり、足腰が鍛えられる事、あるいは心肺機能が高まる事もあって、個人的には遺構見学が最大の目的ではありますが、健康維持を兼ねたスポーツと捉えております。
これからも「山城賛歌」と共に、更に充実した城跡巡りを楽しんで頂ければ幸いです。

返信ありがとうございます。


私も縄張図は書いたので、またメールででもお見せします。


ほかには、森本城(本ブログでは、秋葉社の尾根ですが、そのとなりの尾根がものすごい畝状空堀群があって書きごたえがあります。)や、内記城がいいですね。

TAKUです、コメント拝見致しました。
まずは城跡情報有難う御座います。
森本城の東尾根は、地図上からも推定城域として個人的に気になっていた場所でしたが、やはり城跡の一部だった様ですね。
畝状空堀が窺われるのであれば、近いうちに訪ねて見たいと思いますが、森本地区には地元の方に所在地を教わった城跡が、まだ四城程度は未訪のまま残っており、その山城と兼ねた山城巡りは是非敢行に移したいと思っています。

もし、敢行される際はご一報くだされば、周辺の城も含めてご案内します。

峰山町の新治城もいいですね。

TAKUです、コメント拝見させて頂きました。
ご好意には非常に感謝致しますが、以前より何度も大宮町や峰山町に訪れている事もあって、こちらの著名な山城から郷土史に載せられている程度の山城まで含めて、一応全て地元の方に所在地は教わっております。従って今回は気持ちだけ有り難く頂戴したいと思います。
まだ未訪の弥栄町周辺の山城に関しては、これから先情報を求める事になるやも知れませんが、その時は改めて宜しくお願いしたいと思っております。

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