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2011年7月23日 (土)

河江城跡(兵庫県豊岡市)

城跡は兵庫県豊岡市日高町河江にあって、川沿いに数えられるほどの人家の建ち並ぶ集落の、南西側に突き出した丘陵先端部に位置しており、かつてはこの谷沿いが街道となっていたものとも考えられようが、数年後には限界集落となるのが目に見えていそうな集落や農地の規模、あるいはこの谷に挟まれた環境を思えば、当時でもそれほど要衝の地であった様にはとても思えない場所にある。城史に関しての詳細は不明

城跡を訪れるには、既にリポート掲載を終えた八代城を起点とすれば、その所在地は分かり易いとは思われるが、国道312号を経由して県道1号へ進入する事が先決となる。後はルート図を参考にすれば城跡の位置する麓集落の三叉路までは難なく辿り着けよう。城跡へは道路沿いの墓参道(画像に注目)を利用して上る事になるが、藪漕ぎもなく直ぐに広々とした主郭が迎えてくれる筈である。

1route 登城ルート

5 進入経路

3_1 城跡概念図

城跡の形態はほぼ概念図に近いものと思って頂いても良いとは思われるが、規模の大きい主郭に櫓台と見受けられる郭が付随し、その背後の山上にはお愛想程度の物見郭が設けられている。総合的に城跡を捉えれば、館城的な大味縄張りを持つ城跡と言う事にはなるが、主郭を全周する薄い低土塁山上郭における浅い二連の堀切、当時の構築物とも思える古そうな野面積の石垣跡は、見学者の目は充分楽しませてくれよう。ただ石垣跡が当時のものか否かの判定は、調査後の結果をリサーチをしていないので分からないのだが、見たままを想像して楽しめばロマンにも浸れる事も出来、それで良いのではないだろうか、この石垣跡に関しては、廃城後に郭跡が神社や寺院の敷地として転用されたケースも充分考えられる事から、後世に構築されたものとも考えられようが、土中から僅かに顔を覗かせる様は、まぎれもなく当時の石垣跡と自分の目には映ったのである、、、

8_1土中より 露見する石垣跡見所

11shukaku_1 主郭内、土塁跡見所

20_yaguraheki_1 櫓台切岸

21_yaguradai_1 櫓台

16shukakuheki_isi_2 主郭壁の石垣跡見所

24_sanjyou_horikiri_1 山上郭の堀切見所

現状ほぼ二郭で成立した本郭群だけに関しては、この時期(七月)においても非常に見学し易い状態が自然維持されており、木々の少ない広々とした主郭跡に佇めば、抜群の臨場感を感じる事が出来るが、山上郭は藪化風化共に激しく、小規模ではあっても堀切を含めた全体像までは中々覗えないのが現実でもある。城跡を個人的に評価すれば、山城ファンの方にとっては、この辺境地にある考えさせられる築城環境だけでも、充分訪れる値打ちのある城跡と言えようが、縄張りの掴み易さや圧倒的お手軽感、更に見学し易い状態(本郭群のみ)を思えば、史跡ファンの方も含めて是非お薦め出来る城跡と言う事にはなるだろう。ただし規模や縄張り妙味は絶対に問わない事が前提となるが、、、

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