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2011年7月21日 (木)

三河内比丘尼城/香久山城跡(京都府与謝郡)

この二城は京都府与謝郡与謝野町三河内にあって、三河内集落の西背後にある巨大な山塊の低山山上に位置しており、集落からなだらかな尾根が山頂まで繋がる、その「標高176mのテレビ塔の建っている場所がかつての比丘尼城跡である」、と麓にお住まいの方からは聞き及んだ。香久山城の方は地元で尋ねた方に認識がなかったせいもあって、所在地を特定する事が叶わず、今回のリポートにおいては香久山城跡推定と言う事にさせて頂きたいが、遺構と断言出来そうなものに遭遇しなかったから、あるいは遺構として明確に判別可能な地形にも遭遇出来なかったから、と解釈して頂ければ良いだろう。

城跡を訪れるには、既にリポート掲載を終えた作山城跡を起点とすればその位置は分かり易いとは思われるが、テレビ塔まで繋がる林道入り口は非常に分かり辛いので、是非ルート図を参考にして判断して頂きたい。最終的には車両行き止まり地点に充分駐車スペースはあるので、城跡すぐ傍までは車で乗り付ける事が可能となっている。

1route 登城ルート

まず比丘尼城の現状は、載せた画像 でおよそ判断して頂きたいが、かつての郭跡は中継施設が目一杯占拠しており、城跡としての佇まいも、臨場感までも感じる事が出来ない状況となっている。もちろんその周囲斜面は密生する雑木藪地と化しているので、切岸跡すら確認できず、現状(六月)においては探索すら困難な状況にあると思って頂いても良いだろう。ただ冬季の状況までは分からないが、、、、 山上郭は小規模な二郭で形成されたものと見て良いのかも知れないが、相当な造成地形改変の窺われる現状からは、かつての郭構成は推察すら付かない状態にあり、見た限りではほぼ狼煙台程度の規模と思って頂ければ分かり易いかも知れない、、、1

比丘尼城跡の現状

推定)香久山城跡の方は、ルート図を見てその位置は把握して頂きたいが、その候補としてルート図に示した二箇所(二峰)が挙げられる。結果的にその二峰を踏破して確認した限り、先に触れた様に城跡遺構と断言出来るまでには至れなかったが、両峰において小規模な削平地形、あるいは切岸跡らしきもの、東峰では尾根上で堀切地形(画像に注目)に遭遇する事が出来たのだが、この地を城跡と断定出来るまでの遺構とは思えなかったのである。事前に「香久山城は比丘尼城に隣接している」と言う情報は掴んで訪れているので、恐らくこの二峰の小規模な削平地がかつての城跡(比丘尼城を山上郭と見立てた場合の出城かも?)とは思えるのだが、自身が踏破確認した場所とは異なる可能性も多少含んでいる事もあって、ほぼ間違いないとは思えるが、今回は香久山城跡推定地とさせて頂いた訳でもある。

1_2 比丘尼城に近い峰の切岸跡のある山上郭?

1_3 東峰の山上削平地形

1_1_2 東峰の尾根上堀切地形

両城共に藪化は相当深刻化しており、遺構の判別確認すら難渋を極める現状、間違ってもお薦めとは言えないが、早朝の山歩きは存分に楽しむ事が出来たので、山歩きを前提とした訪城なら、それなりに楽しめるのではないだろうか。

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