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2011年6月 3日 (金)

山路城跡(兵庫県養父市)

城跡は兵庫県養父市大屋町山路にあって、県道沿いに建ち並ぶ山路集落から真南側に位置する、大師山より北側に突き出した丘陵先端部にある。城史に関しての詳細は不明

この山城も大屋川に沿って多く築かれた山城と同様に、小規模極まりないものであり、えっ、これだけ?」と言った表現がぴったり当てはまる城跡の様にも見受けられた。主郭に関しては正しく狼煙台としか機能が思い浮かばないものであり、とにかく小さい(8m四方)のであるが、その背後にはしっかりと二重堀切が施されていた。この狼煙台程度の郭を厳重に二重堀切で守備する必要性は全く感じられないのだが、戦国時代を知らない現代人にとっては、とても理解できるものではない。堀切から真南側の尾根上は削平された空間となっており、大師道の休憩所にも思える削平地まで長く連続しているが、この付近は近年まで大師道として人が行き来して、ある程度整備されていた痕跡が窺えるので、戦略的には縄張りとも言えようが、とてもその判断は難しいものでもある。

1route 登城ルート

9_one_kaku 神社背後の直登ルート

3_1 城跡概念図

城跡を個人的に評価すれば、主郭背後に施された二重堀切だけで、訪れる値打ちがある城跡としていいのかどうかは非常に迷う所ではあるが、今回は他に見所がなかった事もあって、載せた画像と概念図に興味を持たれた方だけに、訪城の判断を下して頂きたいのである。個人的には堀切がたった一箇所でも、あるいは切岸が拝めただけでも充分とした山城巡りをしているので、予想もし得なかった二重堀切だけで充分感動させてもらったのだが、、、

11_shukaku 主郭の現状

17_horikiri2_1 18_2jyuu_horikiri_2 二重堀切見所

20_minami_one_kaku_1 20_minami_one_kaku 南尾根上削平地

26_sanjyou_kaku_1 南山上削平地

城跡を訪れるには、先にリポート掲載を終えた宮本城の訪問ルートと同様に、田和城を起点とすれば分かり易いだろう。田和城から県道6号を少し南下すれば県道48号へ右折針路変更、後は今回直登開始地点としたルート図に示した名前の判明しない神社を目指せば良いだろう。大師山と言うからには大師道があるものと推測して現地に訪れたが、地元の方に接する事も出来ず(誰一人として出会わず)、神社背後をそのまま直登する事になったが、間違いなく尾根上は大師道が通過していたので、これを機に訪れる方には、情緒を味わう為にも是非、麓で地元の方に大師道を尋ねて上られた方が良いものとは感じられた。ちなみに直登ルート(植林地)を選択すれば、藪漕ぎなしの10分内で主郭へ到達可能となっている。

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