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2011年6月21日 (火)

尾崎尼ヶ城跡(兵庫県養父市)

城跡は兵庫県屋養父市関宮町尾崎にあって、既にリポート掲載を終えた片岡城、あるいは尾崎天王山城から見れば、国道と川を隔てた対岸丘陵上に位置している。この城跡も天王山城と同様に、城史に関して明らかにされている訳ではないが、但馬攻略における秀吉軍の急造による陣城、あるいは八木城における西の抑えとした出城とも伝っているようである。よって此方も天王山城と同様に大味な縄張りとなっており、ほぼ単郭で成立したその形態は、石垣は使用されてはいないが、広大な主郭を半周する帯郭が防備に一役買っていると見た。

1_2 登城ルート

10 直登ルート

1_3 城跡概念図

城跡を訪れるには、先に触れた天王山城あるいは片岡城を起点とすればその位置は分かり易いが、国道9号を走り続けて尾崎地区を目指せばよい。現地に到着すればルート図を参考にして「老人ホーム」の真南側の丘陵を目指して進行すれば付近までは難なく辿り着けるだろう。直登入山口は概念図には記したが、小さな小屋を過ぎれば数mほど沢まで下り、そこを渡って尾根を目指して上れば、5分程度で主郭が迎えてくれる筈である。

この城跡も現状(五月)藪化進行中にあるが、樹木が比較的少ない事もあって見通しは利き、郭内移動もし易く、山城としてみれば意外に見学し易い状態にはある。先に触れたように縄張り妙味が感じられるほどの城跡でもないので、自身が踏破確認した概念図に示したまでの遺構は、ほぼ判別確認出来ると思って頂いても良いとは思われるが、主郭南側傾斜面は元々削平が甘いものなのか、郭に僅かに段差は認められるが、地表風化も更にそれに拍車をかけており、地形も非常に曖昧なものと化している。その中で何とか土塁の付随する空堀(横堀)跡らしき地形は目に留まったが、その脇から下に落ち込む豪快な縦堀に比べれば判別も難しく、これは訪れた方の想像に委ねたい。

15 北帯郭の切岸

19_nisi_obi_3 西帯郭見所

19_nisi_obi_2 西帯郭と主郭切岸見所

22_shukaku_1 主郭の現状

28_karabori_tikei 空堀地形?

30_tatebori_1 豪快な縦堀見所

城跡を個人的に評価すれば、空堀を多用した山城の多く見受けられる但馬地方にあっては、これだけ大味な城跡も珍しいと言えるかも知れないが、仮に陣城とすればそれなりに納得も出来るし、それを前提として訪れるのであれば、決して期待外れには終わらない城跡といった事になろうか、、、、

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