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2011年5月28日 (土)

金屋本丸城跡(京都府京丹後市)

この城跡は久美浜町内における山城巡りの際(出角城訪問時)に、道路沿いの史跡案内板で偶然見つけたものであり、その中には「金屋本丸城」と記載されてあった。個人的には今回の山城巡り(金谷城訪問が主目的)の中には当然チョイスされていなかったし、認識としても全くなかった山城の一つであるが、案内板に記載されている以上、地元においての知名度はそれなりに高く、郷土史などには既に載せられている城跡とは思われる。ただ金谷城が野村監物の居城を伝える事から、この傍に隣接するこの城跡の築城環境を考えれば、自ずと金谷城の出城として考えられなくもないが。

今回のリポートでは、城跡呼称として案内板に記載されてあった「金屋本丸城」をそのまま採用させて頂く事になったが、結果的には後で訪れた金谷城と同様に、縄張りは掴み易く、規模の大小は別にして、山城としては状態及び遺構の見応え、遺構残存度共に申し分ないものとして目に映った事から、後で掲載予定の金谷城も含めての同日訪問は是非考慮に入れて頂きたいし、当然是非訪問をお薦めしたい城跡の一として挙げられよう。

1 登城ルート

2map_2 現地史跡案内板より

4 進入口

1_1 城跡概念図

現状(五月)城跡は、主郭転用地と見受けられた集合墓地を始めとして、山城としては動き回りやすく比較的見学し易い状態にあるが、コンパクトにまとまった形態、あるいは地形上枝尾根がない事からも、踏破確認に及んでいない地域に、まだ多くの遺構が残されている様にはとても思えなかった。大雑把な形態あるいは見所遺構はほぼ概念図に示した通りと思って頂いても良いとは思われるが、縦堀を含めた堀切は直立に近い切岸壁と並んで間違いなく目は楽しませてくれよう。特に丹後における山城の特徴及び見所として、今まで必ず屹立する切岸だけは挙げてきたが、この城跡も他の山城と同様に、郭壁、堀切壁に施された切岸見学だけでも、充分訪れる値打ちがあるものと思えたのである。この地方の風土や地質がそうさせるのかも知れないが、四世紀を経たものにはとても思えない、、、とにかく下草も蔓延らず、地表の露見している切岸は素晴らしい!

8_koguti_1 虎口から見上げた美しい主郭切岸

10_koguti_yori_sita_1

虎口見所

20_yagura 櫓台より主郭(墓地)側

24_horikiri_2 主郭背後の堀切見所

25_tate 縦堀見所

33_naka_kaku 山上中郭

35_higasi_horikiri 東堀切見所

城跡は京都府京丹後市久美浜町金谷にあって、集落の東側低丘陵上にある。訪れるには既にリポート掲載を終えた友重城、あるいは出角城を起点とすれば分かり易いが、国道312号を経由して706号で南下、「川上小学校」を目印として目指せば分かり易いとは思われる。進入口は概念図に示した廃屋の脇からで、そこからは墓参道が主郭までは繋がっているので、直ぐにでも辿り着ける筈である。

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