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2011年4月26日 (火)

陳東氏城跡(兵庫県朝来市)

城跡は兵庫県朝来市山東町矢名瀬(ヤナセ)町にあって、国道427号と9号の交わる交差点「大垣」から見れば、真東に聳える陳東山(標高167m)山頂に位置している。山の名が語る様に陳東(チントウ)氏居館とも伝わっているが、戦国史などにもほとんど登場しない氏に関しての情報は、郷土史などにはそれなりに載せられているのかも知れないが、リサーチまでには及んでいないので詳細は不明。どちらにしてもこの山城を覗いた限りでは、この一帯に威を轟かせていた但馬守護代でもある、太田垣氏の傘下にあった士豪の一人という事だけは推察出来ようか、、、

城跡を訪れるにはルート図を見れば直ぐお分かり頂けるとは思われるが、先に触れた国道9号「大垣」交差点を目指せば、迷わず付近までは辿り着けるだろう。交差点からは東数十mの距離にある、秋葉神社の道標を目印として山陰線高架下を潜り、概念図に示した山道から城跡西側の枝尾根に取り付けば、10分内で山上主郭へは到達可能となっている。尚車の駐車に関しては、自己責任においてと言う事にはなるが、下山ルートとした井戸(湧き井戸)付近に、僅かに駐車スペース(コンパクトカーに限る)が確保出来た事だけはお伝えしたい。

1_2 登城ルート

6tozanguti 進入口

1_3 城跡概念図

現状(四月)城跡は意外にも藪化までには至っておらず、郭内を覆っていたと思われる矢竹は一部伐採されており、見通しが利く事も重なって、山城としては比較的見学し易い状態にある。形態は概念図には示したが、比較的規模の大きい主郭に西出郭が付随するものであり、とても縄張り妙味のある城跡とは言えないものである。判別し易い遺構としては、郭跡を除けば主郭を形成する屹立する切岸、主郭東側に備わる土塁、その背後の堀切と言った処であり、その周囲斜面を覗いた限りでは縦堀は施されてはいなかった。見所遺構はもちろん先に挙げたものになるが、個人的には山上に忽然と現れる、高低差を誇る切岸の醍醐味に一番圧倒されたのである。

10_shukaku_nisi_heki 主郭切岸見所

14_shukaku_2 主郭内部

15_shukaku_dorui 主郭と奥土塁見所

16_dorui_1 土塁見所

18_horikiri_1 堀切見所

24_nisi_demaru_2 三段程度の西出郭

城跡を個人的に評価すれば、規模さえ問わなければ主郭を形成する切岸の醍醐味、あるいは10分内で主郭まで到達可能なお手軽感だけで、充分お薦め出来る城跡の一つと目には映ったのである。

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