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2011年4月16日 (土)

くるすの城跡(兵庫県姫路市)

城跡は兵庫県姫路市夢前町書写にあって、入山口となる清水谷集落から見れば、真南側に聳える標高150mの低山山頂に位置している。この山城は赤松氏の居城として余りにも名を馳せている置塩城の出城と伝わっており、文献資料による違いはあるが「くるすの構」とも呼ばれている。この播磨地方では圧倒的に城跡呼称に「構」が付くものが多いが、古い時代から赤松氏の砦、居館、あるいは出城クラスの城跡を、構(カマエ、あるいはコウ)と呼んでいたのかも知れない。(推察)。

個人的にはこの城跡からほど近い距離にある置塩城(白旗城と並ぶ赤松氏の本城)は、現在までに合計三度訪れているのだが、情報が相当古い事もあって未だにリポート掲載には及んでいない。既に多くの山城ファンの方が訪れていると思われる、この置塩城を起点とすれば位置関係は把握し易いとは思われるが、城跡を訪れるには県道67号沿いにある清水橋」バス停、あるいは斜め向いにあるJA置塩支店を目指せば、ルート図あるいは概念図に記した入山口は充分お分かり頂けるだろう。この山道は山上主郭まで直接繋がっているので、15分程度あれば迷わず辿り着ける筈である。

1_1 登城ルート

5 入山口

1_2 城跡概念図

現状(三月)城跡は、山道が山上まで繋がっていた事から窺われた様に、山上主郭の木々はほとんど伐採されており、無名に近い山城としてみればそれなりに見学し易い状態にはある。ただ自然に任せたままの地表風化は著しく、北郭群を除いては郭切岸も非常に曖昧なものとなっており、郭境は非常に判別し難いのが現状でもある。その中で自身が城跡遺構として判別確認出来たものに関しては全て概念図には記したが、郭跡を除けば片側が縦堀へ繋がる堀切(西側に一箇所)、二連の縦堀、巨大縦堀に見えなくもない大空堀(麓近くまで刻まれており凄いもの!本来の登城道かも?)、虎口跡、切岸跡(北郭群に限る)といった様に、既に多くの山城を踏破された山城ファンの方であれば、この風化の著しい地形からでも、それなりに判別出来そうとは思われた。見所遺構として挙げられるのは、砦規模の山城には余り似つかわしくない堀切と縦堀だけと言うことにはなろうが、この楚々とした山城の佇まいも含めれば、それなりに当時に思いを馳せる事も容易く、個人的には充分訪問をお薦め出きる山城と目には映ったのである。

8heki 北郭切岸

12_shukaku_koguti 主郭虎口周辺見所

16_shukaku_yagura_2 主郭

20_daikarabori_koguti 土塁を伴う枡形虎口状の地形?

23_2ren_tatebori_1 二連の縦堀見所

22_horikiri 西堀切見所

尚、ルート図中に示した「清水谷構」は、今回の山城巡りの中にチョイスしていながら時間の関係(夕暮れ)で踏破出来なかったが、場所はここで間違いないと思われるので、これから訪問準備のある方は、くるすの城と併わせた同日訪問は充分お薦め出来るだろう。ただしこの城跡に関しての実態までは現状把握出来ていないが、、、

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兵庫(三田~播磨地方)の山城」カテゴリの記事

コメント

takuさま
このお城も先週訪問しました。
主郭の遺構は曖昧でしたが、登城途中の右横の大空堀っぽい竪堀は一見の価値があったと思います。

それと山頂までしっかりとした山道があり、適度な斜度の急坂は気に入りました。落ち葉が適度な量で落ちており、足のクッションもよく、滑りにくく。この為だけで訪問するというよりも
通過途中ついでに寄る価値は十分と思いました。
ありがとうございました。

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