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2011年4月12日 (火)

加茂溝ノ上城跡(兵庫県三田市)

城跡は兵庫県三田市加茂にあって、既にリポート掲載を終えた加茂小山城から見れば真西側の河岸段丘上に位置しているが、自身が見た限りでは丘陵上の先端部全てが城域とも思える広大な規模を誇る、縄張りプランに関しても陣城の如き大味な城跡と目に映った。城史に関しては小山城と同様に詳細は不明

城跡を訪れるには当然加茂小山城を起点とすればその位置は把握し易いが、同様に国道176号を進行して向かう事になる。ルート図を参考にすれば分かり易いとは思われるが、青野川を渡る手前で針路変更して、城跡の位置する丘陵先端までは川沿いの舗装道を歩いて向かえばよい。この道路は現在「車は通行不可」となっており、車は国道沿いから少し外れた箇所に路駐する事になる。ちなみに国道から主郭までの到達時間は15分程度と思って頂ければ良いが、直登取り付き地点の丘陵先端部からは、どこから取り付いても主郭までは10mを上る程度と思って頂ければ良いだろう。

1_1_3 登城ルート

4 城跡進入経路

1_2_2 城跡概念図

現状(三月)城跡は自然任せの雑木天国となっているが、冬季訪問という事もあって枯れ木が多く、移動に差し支えるまでには至っていない。もちろん見通しが利く状況にはないので夏季訪問においては相当厳しい事が予想されるが、地形のまま削平されただけに終わっている郭跡を探索する程度なので、大した苦にはならないだろう。明確に判別確認可能な遺構は、丘陵上のほぼ中央に施された主郭部を仕切る土塁、それの外側に僅かに残された空堀跡空堀から川に向いて落ち込んで行く縦堀で、これは自然地形を利用したものとも言えようが、明らかに人の手が加わったと見受けれるものであり中々見応えは感じられた。他ではその周辺だけに限られるが、郭切岸ラインが何とか判別出来る程度と思って頂ければ良いだろう。縦堀は概念図中に直登進入口と示した箇所にもあるが、これは道路沿いからも直ぐ確認出来るので、中々見応えがある事を理由に決して見逃してはならない。ただ当時の入城道となるものかも知れないが、、、

8_sanjyou_kaku_1 広大な規模の主郭

9_kuboti 馬場跡にも窺える緩い傾斜地

14_tatebori_2 現状、縦堀地形(取り付き口)見所

12_dorui_1 土塁跡見所

11_dorui_1 土塁と僅かな空堀跡

13_tatebori 川まで落ち込む縦堀見所

城跡を個人的に評価すれば、縄張り妙味にも遺構の見応えにも余り期待出来ない城跡でもあり、文献などによって既に城跡として認識のあった方にとっての所在地の確認、あるいは実態を含めた現況報告として、このリポートが少しでも役に立ったのであれば良しと言った処か、、、陣城遺構(推察)に興味を持たれている方が覗く分には、歴史を探る上で決して無駄足には終わらないものと見たが、、、。

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