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2011年3月 9日 (水)

坂本砦/西脇砦(兵庫県神戸市)

この二城は何れも砦跡として伝承の残る山城であるが、二城共に兵庫県神戸市北区山田町にある。坂本砦は永徳寺砦とも呼ばれるように永徳寺背後に聳える低山山上に位置しており、西脇砦は日の峰ニュウタウン街側から見れば真西にある西脇山の山上に位置している。この二砦に挟まれた形で既にリポート掲載を終えた山田氏の居城と伝わる東下城(山田城)がある事を思えば、自ずと東下城の出城とも窺えようが、城史に関しての情報は現状皆無に近いものであり、推察の域は出ないものでもある。

まず坂本砦跡を訪れるには東下城を起点とすれば分かり易いが、国道428号へ進入する事が先決となる。国道からは県道85号を経由してルート図の如く「永徳寺」を目指せば迷わず辿り着く事が出来るが、奥の院までは山道が繋がっており、その背後斜面を直登すれば5分内で山上主郭までは辿り着く事が出来る筈である。この城跡はほぼ単郭で成立した山城と見受けられるものであり、山上は現在でもほぼフラットに近い広大な削平地でほとんど占められている。北西側に下りた位置にある集合墓地付近の規模の大きい削平地、あるいは寺院敷地も当時の郭転用地として見れば良いのかも分からないが、砦と言う事を考えれば少し城跡を過大評価したものかも知れない、、、、

Sakamoto 坂本砦登城ルート

6_2 進入路

3 城跡概念図

11_shukaku 山上主郭の現状

12_kitakaku 北郭

西脇砦跡を訪れるには国道428号の「日の峰5丁目」の信号から南下して、ルート図に示した赤線を辿れば城跡のある西脇山へは迷わず辿り着ける筈であるが、現状山上郭(主郭に相当)の周囲には私有地として厳重な鉄格子が張り巡らされており、中々人を寄せ付けない状況となっている。自ずと「立ち入り禁止看板」の掲げられた主郭内に踏み入る事は出来ないが、砦跡とするからには遺構の醍醐味には余り期待出来ないようにも思われるのである。取り合えず立ち入り禁止区域外においては、概念図に示した様に削平地、あるいは鉄格子に沿って空堀、土塁地形だけは目に留まった。ただこれが当時を物語る遺構かどうかまでは分からないが、、、? ただ北尾根上に連続する削平地、あるいは主郭西側削平地の規模から推察すれば、それなりの城域を持った山城とだけは理解出来たが、堀切が備わっていてもおかしくないと思われた南側尾根も踏み入る事の出来ない状況となっているので、堀切の有無までは確認していないのが現状である。

1route 西脇砦登城ルート

2 進入口

1 城跡概念図

3_2 空堀、土塁地形か?

4 5 北尾根上の削平地

個人的にこの二砦跡を評価すれば、東下城がまだ未訪の方に限れば、移動距離が少なくてすむ事から当然三城併せた同日訪問はお勧め出来ようが、二砦跡の訪問であれば、砦跡としての風情、あるいは佇まいを味わう程度でよしとする、割り切った訪問が必要となる様な気がするのである。尚、ルート図中にある箕谷城跡へは訪れる事が出来なかった(忘れた)が、城跡公園となっているらしいので参考までに、、、、

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