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2011年3月15日 (火)

播磨 奥城跡(兵庫県神崎郡)

城跡は兵庫県神崎郡市川町奥にあって、遠くから望めばほぼ独立した形で聳える標高224mの山頂に位置している。この城跡から北側のほど近い距離に谷城が位置している事を思えば、自ずとその支城あるいは赤松氏関連の山城と推察は出来ようが、現状所在地の判明すら難しい無名に近い山城とあってか、情報は皆無に近く、城史に関しての詳細は不明でもある。

城跡を訪れるには、既にリポート掲載を終えた谷城(永良城)を起点とすれば分かり易いが、国道312号を進行し「市川新橋」を西へ渡り、「大歳神社」傍を通過して城跡を目指せばよいだろう。城跡の真北側には「サンライズ工業」の大規模な建物、及び広い敷地があるので、その直ぐ背後に聳える城山は直ぐ確認出来るはずである。入山口は道路沿いからも見える位置(画像に注目)にあり、ここから始まる山道を利用して上り、途中からは山上に向いて直登する事になるが、藪漕ぎもなく迷わず山上へ辿り着けるとは思われる。(10分内で)

1_1 登城ルート

6 入山口

Okujyou2 城跡概念図

城跡の形態は小規模な事から縄張りは掴み易く、ほぼ概念図に近いものと思って頂いても差し支えなさそうに思われるが、遺構として一番判別し易い空堀の類は目に留まらなかった。総全長50mにも満たない小規模な城跡は、郭高低差はほとんど無きに等しいものであり、段差程度の高低差で僅かに主郭とその周囲を囲む帯郭壁、あるいは南端段郭で切岸跡が窺える状況でもある。斜面上の段郭群の段差も曖昧なものとなっており、この段郭群の構成はほぼ想像に委ねられる状態と思って頂ければ良いだろう。

9 10_shukaku_heki 主郭の僅かな切岸

13_shukaku 主郭内部

18_nantan_kaku 南東小郭

現状(二月)城跡の一帯は植林地となっているお陰で見通しも利き、比較的見学し易い状況にあるが、城跡を個人的に評価すれば、険峻な山容から窺える様に、山上に佇めば山城としての風情は充分味わえるが、堀切あるいは高低差のある切岸などの様に、遺構の醍醐味に直接触れる事はまず出来ないものと思えた事から、赤松氏関連の城跡に興味を持たれた方が覗く分には、訪れても決して無駄足に終わるものではないと見た。

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コメント

TAKUさん今晩は。
あいかわらず丹後の間人地区の城の情報です。
「是安城」
是安橋の直上の尾根上に2段の削平地と堀切地形が有ります。この尾根上を南に道が山頂までありますが尾根の先端が道のため削り取られ取り付きが無くなっています。
山頂は2段の削平地と北、南、西の尾根に浅い堀切が有りました。
主郭に愛宕さんと思われる祠が有り、東の集落から上る道が有るようで年に数度お参りをしているとのことでした。

TAKUです、コメント拝見致しました。
丹後の情報有難うございます、このところ近畿圏は降雪に見舞われる真冬並みの気候となったり、非常に不安定な天候が続いており、中々北近畿までは足を延ばせないでおりますが、頂戴した情報は何れお役に立たせて頂きたいと思っております。
又よろしくお願い致します。

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