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2011年3月11日 (金)

波賀野城跡(兵庫県篠山市)

城跡は兵庫県篠山市波賀野にあって、先にリポート掲載を終えた栗栖野城から見れば、国道176号線を挟んで丁度真西側に対峙した形となっており、その対峙した山の山頂に位置している。城史に関してはこの一帯を古きより領地とした酒井氏一族の居城が伝わっているが、詳細は不明。

城跡を訪れるには国道176号へ進入する事が先決となるが、栗栖野城を起点とすれば位置確認は容易いとは思われる。登城スタート地点となるのは国道沿いにある公民館の脇道からで、稲荷神社の鳥居を目印とすれば分かり易いだろう。車は公民館横の空きスペースを少しの間借りれば良いとは思われるが、ここから鉄塔メンテナンス道への入山口まで少し歩き、道に任せて鉄塔のある尾根まで出れば、後は山上まで繋がる踏み跡程度の山道に従って上るだけで、迷わず主郭までは辿り着ける筈である。ちなみに10分程度の所要時間

1h 登城ルート

4_2 登山スタート地点の公民館

3

城跡概念図

現状(二月)城跡は自然任せの荒れ放題となっており、堆積物などによって切岸も曖昧と化しており、主郭内部に至っては相当な凸凹地形となっており、現状を見る限りでは削平されていたとはとても思えないほどの様相となっている。冬季訪問ともあって雑木のほとんどが枯れ木と化しており、郭移動にはそれほど難渋はしないが、踏み跡から一旦外れると木々の隙間を縫っての探索は余儀なくされるのが現実でもある。形態はほぼ概念図に示したものに近いと思って頂いても良いとは思われるが、小規模な主郭に小郭が数段付随する程度の山城であり、堀切は南北二箇所に備わってはいるが鋭角に刻まれたものではなく、見応えにはほど遠いと言った処か、、、ただこの山城は上り道中の長く連続する尾根上、あるいは南側尾根上にも明らかに削平されていたと思われる郭跡が繋がっており、城域は相当広く感じられるものであり、小規模な山上郭群を詰城あるいは物見(狼煙台)機能とすれば、充分納得のいく縄張りプランであるかとは感じられるのである。

15_tatebori_e_1_2 北堀切見所

17_shukaku_1 主郭の現状

19 主郭切岸

21_horikiri_ato 僅かに判別可能な南堀切

24_minami_onekaku 南尾根削平地

城跡を個人的に評価すれば、城跡遺構に縄張り妙味も見応えも感じる事は出来なかったが、既にリポート掲載を終えた南矢代城、栗栖野城などとはほど近い距離にある事から、これらをまだ未訪としている方には、酒井氏一族の築いた山城巡りの一環として訪れる事をお薦めしたいのである、又違った意味で楽しめるのではないだろうか。個人的には酒井氏の築いた山城は全て踏破したが、縄張りプランに対して共通して言える事は、同じ篠山市内にある数多い山城と比べても、非常に防備に手薄な城跡と目には映ったのである。

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